第13回榛名山ヒルクライム in 高崎(ハルヒル)に参加してきました。思い出しながらレポートしたいと思います。
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20250509(金)-前々日
明日の受付には、早い時間帯で行くつもりなので、金曜日に下山荷物を準備しておきました。リュック(Deuter Race X)はパンパンです。

中身は、レインウェア、レッグウォーマー、アームウォーマー、ネックウォーマー、フルフィンガーグローブ、ウィンドブレーカー、ワイヤーロック、ツールボトル、クリートカバー、ゴール後のおやつ。
これらは例年通りですが、今年はさらに、ダイソーで買った折り畳みのレジャーマットも追加しました。長い下山待ちの間、地べたに座っていると冷えたり、痛くなったりするので。
20250510(土)-前日
受付
例年通り、10時の受付開始に合わせて現地入り。箕郷は霧雨でしたが、榛名体育館周辺は降っていなくて助かりました。駐車場は少々ぬかるんでいましたが…。

受付は、QRコードを読み取ってもらう方式に変わりました。簡易的な読み取り台のような物が設置してあって、運営側の工夫が伺えました。

下山荷物預けは予想通り、少々もたつきました。

今年は下山荷物袋の事前送付が無かったので、受付でもらった袋に、同じく受付でもらったナンバーシールを貼り、荷物を入れる、という手番が発生します。
ナンバーシールは、ナンバーカード類が一纏めになった袋に入っているのですが、その袋を破かないように開けるのに難儀。結局は破れましたが(苦笑)。ついでに、すぐに使うであろう金券は、ナンバーカードから切り離しておきました。
袋の紐を背負いやすい長さに縛って調整してから預けました。準備作業用に長机を一つ占有できたので気兼ねなく作業が出来て良かったです。長机はいくつも用意されていましたが、混雑する時間帯はワチャワチャだったんじゃないかな…。
ブース巡り
早い時間帯に来る目的の一つが出店ブース巡り。

ブースは年々、寂しくなっているような…。RxL、グリコ、アミノバイタル、ビオレーサー、TNI、アスリートQ10、AZなど。
ビオレーサーの1万円のスーツにはそそられましたが財布の紐を締めて我慢。本命のRxLソックスでTBK-550Rを金券で購入。

これ、ほぼ毎日のローラー練(Zwift)で、ガンガン使っているのですが、鬼のような耐久性を発揮してくれています。まだ当分の間は使えそうですが、いつかダメになった時のために買い置き。
アミノバイタルのブースで、リカバリーの目的も兼ねて「クエン酸チャージ」を試飲し、グリコのブースでは、ちょっと疑問に思っていたことを質問させてもらってスッキリし、会場を後にしました。
今年の参加賞は、タオルでした。

普通に使える物は、ありがたいです。
気象痛
朝から軽く頭痛がありましたが、帰宅した11時頃には酷くなってきてしまって服薬。

この頭痛は、夜になっても治まりませんでした。
本当に気圧の変化に弱い体です。明日の本番も、不安しかありません。

機材準備
頭痛の中、機材の整備と準備をしました。
整備
HUEZ号の調子は良好なので、拭き掃除をして異常がないことの確認と、チェーンの注油、あと、予防保守として4iiii PRECISIONとGARMIN BSS(バイクスピードセンサー)の電池交換をしておきました。


そういえば、試走でダンシングの際に出ていた異音は治まりました。ヘッド周り、クランク周りの締め直しもやりましたが、原因はクイックリリースの締めが余ったことかな…と考えています。
軽量化
例年通りの軽量化をやりました。


7.00 kg - 17 g(治具)で6.98 kg。昨年から装備が変わっていないので、重量もぴったり同じでした。
車載
C28セレナにロードバイクを積載するのは初です。

せっかく、MINOURA VERGOがあるので、定番な感じに積んでみましたが、どうせ一台しか積まないので、前輪も外さずに、後輪のハブ軸にかませるスタンドを使って積んだ方が楽そうです。フリードでは専ら、その積み方でした。
Zwiftで流し
16時頃から、Zwiftで軽く流し。
しかし、様子が変でした。いつもなら気持ち良さしかないAR-30ワークアウトなのですが、110Wキープが重く感じて、バイアスを90%に下げるほど。疲労抜きは万全ではないにしても、今週はラン/バイクとも負荷低めにしてきました。疲労感もないのですが…。
脚のコンディションが心配なので、冷水シャワーのアイシングを2セットやっておきました。
20250511(日)-当日
支度
ぐっすり眠れて、予定通り3時に一発起床。
いつもの群馬テレビ『ミッドナイトウェザー』を見ながら支度を進めます。





天気予報は良い感じですが、雨戸がガタガタ鳴っているのが気になります。
昨日からの頭痛は、朝になっても治まっていませんでした。頭痛薬を服用。
トイレ後体重は、66.15(前日+0.70)kg。減量のことは殆ど考えていないのですが、せめて65kg台では出走したかったなぁ…。
それより、トイレに行っても、いまいちスッキリしない感じの方が気になります。この一週間、ずっとそんな調子。お腹が下るとかは無いのですが、どうもスッキリしない…。
頭痛、昨日の流しでの調子悪さ、お腹がスッキリしない感じ、どうも体調には不安しかありません…。
駐車場へ
ほぼ予定通り、04:33に家を出て、指定駐車場の高浜クリーンセンターには04:46に到着。まあ、自走でも全然良いのですが、クルマに積んできて、クルマで準備して…という雰囲気も楽しみたいので。
ここまでの道中も、駐車場に着いても、周りの木が大きく揺れる程の風。
気分が萎えますが、準備はサクッと完了。

会場入り
05:42、駐車場から会場に向けて出発しました。サイクリングロード~K29室田線で向かいます。脚の様子が不安なので確かめながら進みますが、特に異変はないような。
会場には10分ほどで到着して、第5ウェーブの前から3列目に整列しました。

今年のハルヒルの参加者は全コース合計で4,252人とのこと。ピーク時は8,000人くらいいたような気がするので、その頃と較べると、だいぶ余裕があります。

移動開始が近づいてきたので、補給(かし原の塩羊かん、アミノバイタルプロ、エキストラオキシアップ、アミノバイタル・パーフェクトエネルギー)を済ませておきました。
そうこうしていると、すぐに6時半になり移動開始。

やがて、第5ウェーブのスタート順となりました。ここ2年くらいは、徐々に上がって先頭からスタートする感じになっていましたが、今回は逆。徐々に下がって行きたい感じ。体調に不安がある中、モチベーションも下がり気味だったようです。


さあ、カウントダウン開始…。昨年の大会で出した自己ベスト58:08の更新は成るのでしょうか…。
レース
号砲が鳴り、スタートしました。クリートキャッチが一発で出来ず、ますます意気消沈な感じ。スタートラインまでは、軽く回しました。
序盤
スタート直後は踏まされてしまい、後の展開に響くことが多いので、左端に寄って抑えていました。感覚よりもパワーが出ていなくてイヤな感じがしたのですが、徐々に探りながら上げていきます。
しかし驚愕の事態が。「はるなくらぶち聖苑」の先、斜度が上がるところで、早々に脚が費えた感!試走と較べても踏みすぎていることはなく、むしろ抑えすぎくらいだったのですが…。ますます不安が募っていきます。
そんな中、平坦や緩斜面では人の後ろに着いて少しでも温存したいところですが、どうも上手く着けませんでした。後で振り返ると多分、気持ちの問題。体調不安を抱えた状態で、積極的に行けなかったのだと思います。
ガンガン抜かれ基調で展開してきましたが、平坦を過ぎて緩斜面に入ると徐々に垂れる人が増えてくるので気分は少し楽になってきました。
【スタート~初心者ゴール区間:前回(試走PR)-48秒、PR+23秒】
中盤
下り区間では、前にギャップが空いてしまって勿体ないことをしました。
本格的な上りに入り、パワー値を確認しながら上っていきますが、やっぱり絶対的にパワーが出ない感じ。序盤ではなんとかAvg.220W程度をキープできていたのですが、中盤はジリジリ下げてしまいました。脳内でリミッターを掛けてしまったのかな…。
【初心者ゴール~榛名神社ゴール区間:前回(試走PR)-14秒、PR+31秒】
終盤
激坂は道路幅を有効に使って少しでも楽になるようにライン取り。激坂区間ラストの左カーブを曲がる辺りから突然、強い向かい風が吹き付けてきて萎えました。嫌いな繋ぎ区間を踏ん張って九十九折へ。ペースを少しでも上げたいのですが、思うように上げられません。前走者を抜きにかかっても抜ききれません。
男根岩の辺りで、ポーランドの招待選手が上がってきて、沿道で応援していたポーランド人男女からの大声援を受けて猛ダッシュ!あまりにも凄いパワーなので、つい傍観してしまいました。
最後のきつい左カーブは外側を回りました。もうすぐゴール。一段と大きくなる声援に背中を押されて最後の一踏みで出し切りたい区間なのですが、やっぱり最後の最後も踏めませんでした。
Edgeのラップは59:23、 NP:220W、 平均パワー:217W、Stravaセグメントでは59:17。
PR更新は成りませんでした。
【榛名神社ゴール~榛名湖ゴール区間:前回(試走PR)-20秒、PR+23秒】
計測終了地点から湖畔に下ったら、風でキラキラの榛名湖が迎えてくれました。

車載動画
レース本番をGoPro HERO5 Blackで撮影した車載動画です。
下山待機列へ
下山荷物を受け取って即、下山待機列へ。今回も第2ウェーブとなりました。

脚・腕・首にウォーマーを着け、ウインドブレーカーを着用して、ダイソーのレジャーマットの上に座って待機です。レジャーマットは想像以上に楽です。おすすめ!
おやつのハリボーを食べながら、

公式タイムを確認。

Edgeのラップと同じ、0:59:23でした。PR更新はできませんでした。残念な結果の中でも、今シーズンのベストを更新できたことと、1時間を切れたことは、まあ良かったです。
頭痛は結局、レース後になっても治まりませんでした。

朝よりも、下山待ちの時間帯の方が強く痛みました。レース中は頭痛を感じている暇はありませんでしたけど。
下山
下山待ちは相変わらず長いですが、今年は寒くなかったので助かりました。レジャーマットのおかげもあり、特にストレスなく待っていられました。
下山自体は、例年よりハイペースな感じで自分は楽でしたが、下山が苦手な人にとっては酷だったかも?
完走証の裏には、何も記載がありませんでした。

なめこ汁をいただいて、会場を後にしました。
撤収
昨年までは、イベント終わりまで駐車場にスタッフさんが付いていてくれたと思いますが、今年はいませんでした。駐車場にもよるのかな?
振り返り
さて、レースの内容について振り返ってみたいと思います。
まずは、タイムや平均パワーの比較です。
タイムは、公式記録(本番)、Stravaセグメント(試走)の値、平均パワーはEdgeの値で記載しています。
■2023年
04/05 1h01m03s / 212W (NP:215W)
04/21 1h02m03s / 209W (NP:???W) (平均パワーもStravaより)
05/01 1h00m15s / 214W (NP:216W)
05/05 1h01m35s / 209W (NP:211W)
05/14 0h58m29s / 225W (NP:229W) (本番:旧PR)
■2024年
03/31 1h05m39s / 210W (NP:212W)
03/31 1h05m39s / 210W (NP:212W)
04/07 1h02m51s / 215W (NP:218W)
05/02 1h00m47s / 220W (NP:222W)
05/04 1h01m44s / 215W (NP:219W)
05/12 0h58m08s / 222W (NP:225W) (本番:PR)
■2025年
04/12 1h06m01s / 199W (NP:203W)
04/16 1h07m26s / 200W (NP:204W)
04/27 1h01m33s / 211W (NP:214W)
05/01 1h00m26s / 220W (NP:222W)
05/11 0h59m23s / 217W (NP:220W) (本番) ←今回
今年は、試走を始めて2回は、全く勘を取り戻せない感じでした。例年であれば、試走をしないまでも、伊香保練など、ヒルクライムの練習を少しはやっていたのですが、今年は、それも殆どしなかったので。
3回目から、ようやく勘を取り戻し、4回目にかけてタイムも縮めて来れました。05/05に最後の試走に行きたかったのですが、この時も、お腹がスッキリしない感じで回避していたのでした。まあ、それでも昨年の最後の試走タイムより良い数字が出ていたので、PR更新には王手を掛けたと思っていました。
そして本番。4回目の試走時よりも平均パワーが低いので、やっぱり体調がイマイチ(頭痛、お腹スッキリせず)だったようです。歳を重ねるにつれて、こういうネガティブ要素が、着実にネガティブな仕事をするようになってきたように感じます。
頭痛は、気圧の影響をもろに受けているし、頭痛薬も効く時と効かない時があるので、こればかりは運任せとしか言いようがありません。お腹に関しては普段、調子は滅多に崩さないので、原因不明です。
今回は、残念な結果となりましたが、試走時に昨年と遜色ないパワーを出せていたことは、嬉しいことでした。来年もハルヒルに参加するかについては、トレーニングを続けながら、ゆっくり考えたいと思います。その前に、赤城山ヒルクライム、どうしようかな…。
かなり長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

