縁あって三代目オーナーに
会社の自転車クラブの先輩から「コスカボを買ってくれない?」とお声がけがありました。即答したくなるほどに格安!…なのですが、もったいぶって保留させていただきました。
自転車小屋には、もう履かなくなったホイールがゴロゴロしてるし…。
しかし、その中にディープリムはありません。
そもそも、クライミングバイクのHUEZ号にディープリムってどうなの?
ググってみると、…ん!?その組み合わせでレースに出場しているガチ勢が多数!!
こうなると、俄然としてHUEZ号の新たな一面を味わってみたくなります。 有難く譲っていただくことにしました。
その先輩も、さらに当クラブの先輩から譲り受けた物なので、当クラブ内で私が三代目のオーナーになりました。
どんなモデル?
お迎えした通称コスカボ、MAVIC(マヴィック) COSMIC CARBONE PREMIUM(コスミック カーボン プレミアム)です。
詳細が分からないのですが、これと同じタイプですね。二代目オーナーの先輩が譲り受けていたのは2013年なので、それ以前のモデルであることは確かです。これを見ると、2007年辺りでしょうか。
いくつかのソースから漁ったスペック情報をまとめると、こんな感じのようです。
メーカー | Mavic (マビック) | |
モデル | COSMIC CARBONE PREMIUM (コスミック カーボン プレミアム) | |
重量 | フロント | 0.84 kg ~ 0.86 kg |
リア | 1.04 kg ~ 1.05 kg | |
リム | 材質 | S-6000 Aluminium |
ETRTO | 622 × 13 | |
スポーク | 材質 | steel |
形状 | bladed black external |
詳細が分からないほどに古い物なのですが、大事にされてきたのでしょう。ピカピカです。ハブの回転は至って滑らか、振れもありません。
シェイクダウン!…の前に
まずはスペアチューブを買っておかないと!いきなりパンクしたら詰みますからね。取り急ぎ、バルブ長80 mmの少ない選択肢の中から、付いてたタイヤに合わせてコンチのRace 28をポチ!
あと、そのうち役に立つだろうと、バルブエクステンダーも一緒にポチ!
ようやく準備が整いました。さあ、行ってみましょう!
シェイクダウン!
台風一過の2021/10/02(土)、手始めということで、慣れたサイクリングロードを走ってきました。
HUEZ号の雰囲気がホイール一つで大きく変わりました。
この群馬大橋から利根川サイクリンロード、高崎伊勢崎サイクリングロードを繋いで、ぐるりと走ってきました。
利根川・烏川の合流地点までは下り基調です。なるべく意識しないように、普段と同じような感じで踏んでいきますが、どうも景色の流れ方が速いような。Edge を見ると普段より+5 km/h程度のスピードで巡航できていました。追い風か?と、周りの木や草を注意してみても、ほぼ無風。脚には前日までの疲労が溜まっています。それでも速い!こんなに違うとは…。
合流地点を鋭角に曲がると、しだいに向かい風が強まってきました。今回のライドで最も驚いたのは、向かい風でも巡航速度を維持しやすいということでした。
あと、乗り味で面白いと思ったのは、加速時の感覚です。25 km/hを超えた辺りで突然、ふっと脚の力が抜けるような感覚。そこから先は 追い風に背中を押されているかの如く、自分の意志とは関係なく加速していくような面白い感覚がありました。
こんなのを味わってしまうと、もうR-SYSで平坦は走りたくなくなりますねぇ…。
…なんて、気持ち良く走っていたのですが、上り基調になっていく頃、乗り味に異変を感じました。信号待ちで後輪を触ってみると、イヤな予感が的中。
そういえば、先輩が、スローパンクが云云かんぬん…って話をしてたっけ…。
その話をちゃんと聞いていなかった(苦笑)のですが、どうやら、このホイールの話だったようです。タイヤもチューブも、そして28Tのスプロケも組付けたまま譲って下さったので、そのまま乗り始めてしまいました。一応、エア充填して一週間ほど様子を見てはいたのですが、静置状態ではエア漏れしないのがスローパンクの特徴ですね。
その後は4~5回、エアを足しながら、自宅にたどり着くだけのライドになってしまいました。上りでも踏んでみたかったんだけどなぁ…。
でもまあ、踏むことはできませんでしたが、逆に、普通に上っていても、重さをネックに感じることはありませんでした。このコースのような緩斜面であれば、問題なさそうですね。今度は、もう少しきつい上りに行ってみようと思います。
チューブ交換
まさか、シェイクダウン当日にパンク修理することになるとは…。
後輪のチューブを取り出してエアを入れたらシューシュー漏れてきたので、タイヤの該当部分に合わせてみたら、これを発見。裏側は指で触るとかすかに突起を感じました。
ラジオペンチで抜いてみると、こんなものが出てきました。
原因の分からないスローパンクは本当に厄介ですが、原因が分かって良かったです。
気分的に、前輪のチューブも予防交換。
スペアチューブの運用
チューブ交換をしながら、スペアチューブの運用について考えました。
せっかくバルブエクステンダーを買ったので、ツールボトルには常に60 mm程度のスペアチューブを入れておき、コスカボに使う際にはエクステンダーを付ければ良いだろうと、まあ、それは自然な考え方ですね。
しかし、ストックのチューブは全て、バルブコアが外れないタイプなのでした。この記事でも書いていた通り、そういうチューブばかり選んでいたのですね。この際、バルブコアが外れるタイプのものを買っておいた方が捗りそうです。
ついでに、スペアチューブのスペックについても、考え直すことにしました。今は、お気に入りの一軍チューブ、Michelin AIRCOMP A1を入れています。出先でしっかり作業できれば良いのですが、ちょっと不安が残れば帰宅後にやり直します。こんな実態を考えると、スペアは出先~自宅に帰るまでの緊急用と割り切って、もう少し厚手のものの方が使い勝手がいいかな…と。
…で、選んだのは、やはりコンチのRace 28。今回、コスカボに組みましたが、分厚すぎることもないし、バルブコアは外せるタイプだし。品質とコストのバランスも良さそうです。これで、ツールボトルに、これまでのように納まってくれればいうことなしです。
あと、コスカボ用一軍チューブとしても、同じくRace 28の80 mmをポチ。これは次回チューブ交換のためにストックしておきます。
まとめ
山麓に居を構える身ということもあり、ディープリムには縁がないと思っていました。買うと高いし。縁あって迎えたコスカボは早速、自分の自転車ライフに新しい風を吹かせてくれている気がします。しばらくの間は、試行錯誤しながら楽しめそうです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。