HUEZ号のハンドル周り(その2・ハンドル交換編)

前回の記事で、HUEZ号のハンドル高を仮決めするところまで書きました。

ハンドルも交換しようと考えているので、
セッティングの確定はもう少し先かな。

HUEZ号のハンドル周り(その1・高さのセッティング編)

…というわけで、HUEZ号用のハンドルを買いました。
長くなってすみませんが、今回で完結です。

ハンドル交換

クライミングバイクのLOOK 785 HUEZ RSですが、
完成車付属のアルミハンドル(LS2)は結構重いのです。

カタログスペックでは、420サイズで310g。
ぜひとも、カーボンパーツで軽量化を図りたいところです。

重量
(g)
リーチ
(mm)
ドロップ
(mm)
LOOK
LS1
220
(420mm)
78125
Prime
Primavera
235
(420mm)
78125
Deda
Super Leggera
185
(420mm)
75130
TNI Eagle230
(400mm)
73128
ワンバイエス
ジェイカーボンネクスト VDS
208
(360mm)
80125

…とまぁ、いろいろ物色した結果、選んだのはこちら。

ワンバイエス ジェイカーボン グランモンローSL
●M(400/420mm) ●リーチ:68mm ●ドロップ:120mm
●重量:194g(SS)~

以前、ジェイカーボンネクストの実物を見せてもらったときから
ワンバイエスのハンドルに興味がありまして…。

グランモンローSLも、ワンバイエスならではの工夫が随所に見られます。

  • エアロ形状の上ハンはショルダー部分が5mm高く、5mm手前にベンド。
  • フィットゾーンによりブレーキレバーとの空間を広く確保。
  • 下ハンはフレア形状でリラックス効果を発揮すると共に、削った断面形状によりグリップ感を向上。

届きました。

まずは重量測定。

実測重量は 213 gでした。

各部の造形はこんな感じ。

上ハンはエアロ形状。センターマークのズレはありませんでした。
フィットゾーン。
フレア&平面を作った下ハン。
ケーブルを収める溝。

早速、仮組してみました。

バーテープは外したものを再利用。

ちなみに、外した LOOK LS2 の実測重量は 295 gでした。

あれ、カタログ値-15gとは!
想定外の結果ですが、それでも 82 gの軽量化。

さて、チェックしてみましょう。
近所を何周かして、平坦/上り/下りで試してみます。

ほんの僅かでしたが、良いことづくめ!

  • 上ハンはリラックスしやすい
  • ブラケットを3本指で握れる。
  • 下ハンが握りやすい。腕を休めることもできる。

上で挙げたワンバイエスならではの工夫が、
全て効果を発揮していました。
一瞬で気に入りましたよ!

ハンドル高も、もはや確定で大丈夫そうですね。

ケーブル交換

次のステップ、ケーブル交換に行きます。

以前から試したくてうずうずしていた、日泉ケーブルです。

アウターインナー
ブレーキステンレスアウターケーブル ブレーキ用 2 m巻SP31スペシャルステンレスインナーケーブル ブレーキ用 ( シマノ対応ロード用) 前後ワイヤーセット
シフトステンレスアウターケーブル シフト用Ver.3 2 m巻SP31スペシャルステンレスインナーケーブル シフト用 (シマノ対応用) 2本入セット

届きました。

ちなみに、アウターキャップ類は別途必要です。
シマノのスモールパーツ一式をモノタロウでポチ。

おまけに、ワコーズのチェーンルブも。

日泉ケーブルのサイトの「よくある質問コーナー」で、
おすすめされていたので。

モノが揃ったら、早速、組みましょう。

完成車の組み方など、記録写真に残しながら進めます。
完成車はこんな感じでした。

いきなりですが、こんな感じで組みあがりました。

作業途中、何か所かで戸惑いました。

リアブレーキのアウター受け

トップチューブ後方のアウター受けの仕組みが難解。

マイナスねじを緩めるとグラグラするのですが、
取り出せるまでには至らず。
さらに緩めると、チャリン!と嫌な音。
フレーム内に金具を落としてしまいました。
マグネットのピックアップツールで拾えましたが、
簡単に脱着する術があるのかな…。

リアブレーキの防音ライナー

トップチューブからリアブレーキのインナーを抜く前に、
ライナーを通そうとしたですが、何かに引っかかります。
抜いてみると、こんなのが一緒に出てきました。

異音防止用のライナーですね。
まあ、入っていると分かればそれまでですが…、
出てきたときは一瞬ビビりました。

リアシフトのインナー

シフトケーブルは元々ライナーが通っています。
(ちょっと脱線しますが、このためにショートノーズ2個は未使用でした。)

フロントはライナーのおかげでサクっと通ったのですが、
リアはチェーンステーの出口からなかなか出てきません。
前輪を持ち上げて直立(?)させた状態で、
何回かトライしたらようやく出てきてくれましたが、
ここも、楽な術があるのか気になるところです。

リアブレーキのルーティング

最初はこんな感じで組んでいました。

ご覧の通り、リアブレーキを外側に通していたのですが、
これだとハンドルを左に大きく切ったときに問題が発覚。
フロントブレーキ/シフトケーブルとの突っ張り合いです。
もう一度インナーを抜いて、内側を通すように修正しました。
(冒頭の組み上がりの写真は修整後のものです。)

バーテープ交換

ハンドルもケーブルも交換したので、
必然的にバーテープも交換します。

今回もお気に入りのスパカズから選びます。

ちょっと冒険して、2色切り替わりのスターフェイド、
しかも、オイルスリックカラーです。

…で、こんな感じに。
色の切り替わり部分がブラケットのところに来るように、
何回か調整しました。
良く伸びてくれるので、そんな調整も楽ですし、
Rがキツイところも特に難しくはありませんでした。

個人的には、かなり気に入りました。
ボトルケージもオイルスリックにしちゃおうかな…。

コラムカット

ハンドル周りのセッティングは完了。
残すは、コラムカットのみとなりました。
もう、勢いに乗じてやってしまいましょう!

フォークは280gでした。
カタログと誤差なし!

久々に鋸とソーガイドが役に立ちました。

カットはものの数分で完了。

耐水ペーパーで表面を整えて、

瞬間接着剤で目止めをして、おわり。

戦利品です。

5mmスペーサー 3g × 2個 = 6g、
切断したコラムが6g、
合計12gとなりました。

フォークは、見事に6gマイナスの274gとなりました。

カット前はスペーサーが3.5cm分積まれていました。

2cm カットして、1.5cmのマージンを残しています。

今のことだけ考えれば、あと1cmカットしてもOKですが、
加齢によりきつくなるかもしれませんので控えめに。

完了!

ふう、やっと作業完了しました。
…というか、書き終えました。
長々と駄文にお付き合いいただき、ありがとうございます。
果たして、何人の方に最後まで読んでいただけるのでしょうか…。

ありきたりですが、
ようやくHUEZ号が自分のものになった感じです。
HUEZ号に乗るのがますます楽しくなってきました。

次にいじるとしたら、サドルかな…。
ショートノーズに興味深々です。

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投稿者: katsu

職業: 金融系SE 好きな音楽: YMOとその周辺/サカナクション/アンビエント ウェブサイトURL: https://www.ktktmt.com 一言: シンセ(JUNO-106, CS-5, V50) / MTB(MuddyFox 1991) / バス釣り / 写真(K100D)…、 最近はロードバイク(ARGON18 KRYPTON 2015 & Corratec FORCIA CA+ 2012)にハマってます。モノが好きなのでいつも物欲沼に埋もれてます。

「HUEZ号のハンドル周り(その2・ハンドル交換編)」への3件のフィードバック

  1. こんばんは。長文失礼します。
    最近同じく海外通販で、そちらと同じ19年モデルのプロチームブラックカラーの785RS−Mサイズのフレームセットを購入した者です。
    クロモリ6速時代から乗っている還暦間近の貧脚ライダーで、LOOKは09年モデルの595を持ってます。
    前から気になっていた785RSですが、大安売りの誘惑に負けてポチってしまいました。来週あたり到着の予定で、今パーツ集めを楽しんでいます。
    グランモンロー sl は僕もお気に入りで595に付けてます。ホントにいいハンドルですよね!
    いろんな記事をセットアップの参考にさせていただこうと思います。
    早速一つお尋ねですが、ニッセンのケーブルはノーマルとかなり違いますか?
    操縦性に変化があるほどの違いがあるなら検討しようかと思っています。
    引きの軽さも気になるところです。
    また、ウェブ上のインプレを読むと785RSはハンドリングがクイック過ぎる、不安定などの情報が散見されますが、その点はいかがでしょう?
    よろしかったらご教示ください。よろしくお願いします。

    1. cyclo103さん、コメントありがとうございます!
      クロモリ6速というと…、80年代頃でしょうか。。。大先輩ですね!
      フレームにハンドルに…大先輩と好みが合うとは、嬉しい限りです。(^^)
      さて、日泉ケーブルですが、そろそろブログにアップしようかな…と思っていたところでした。
      あまり的を得たインプレはできないのですが、ネタバレさせてしまいますね。(^^;
      4か月経過しましたが、個人的にはシマノのDURAグレードよりも良いと感じています。
      日泉といえば、引きの軽さとしなやかさでしょうか。
      確かに引きは軽いのですが、今のところ、シマノ純正と大差があるとは感じていません。
      でも、もしかしたら、1年経つ頃には結構な差が付いてくるのかもしれません…。
      ブレーキは、しなやかさが際立っており、785でもスッキリ組めると思います。
      シフトは、日泉の中でも固めのVer.3ですが、これはシマノ純正よりも剛性感があります。
      交換時に簡単にきっちりと調整できて感心したのですが、
      そのきっちり感が4か月間維持されていることには、もっと驚いています。
      完全にストレスフリーです。日泉ケーブル、おすすめします。
      あと、ハンドリングについては、私はリムブレーキモデルのことしか分かりませんが、
      心配無用だと思います!
      私も購入前にそのようなインプレを多数目にしていまして、
      ヒルクライム専用でもいいか…と覚悟していました。
      でも、まったりロングライドも大得意なようです。
      貧脚なのに脚に来ることもないので、楽しくて仕方ないです。(^^)
      785RSの無事の到着をお祈りしています。楽しみですね!

  2. 早速のお返事ありがとうございました。
    僕のもリムブレーキモデルです。
    雨の日は乗らない主義なので必要性も感じません。かなり重くなるようですしね。
    なるほど、ニッセンケーブル良さそうですね。試してみたいと思います。
    ハンドリングの件も安心しました。595がとてもニュートラルな感じなので気になっていたところでした。
    またいろいろと教えてください。
    ありがとうございました。

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