ロードバイクに最適な骨伝導ヘッドホン

ロードバイクでも音楽を楽しみたい!と、骨伝導ヘッドホンを買ってみました。

ふと音楽が欲しくなる

独りぼっちのロングライド、しかも、それが単調な川沿いのサイクリングロードだったりすると、猛烈な退屈感に襲われます。そんな時に音楽があれば少しは気が紛れるのになぁ…と思っていました。私にとって、独りの時間にイヤホンで音楽を楽しむことは当たり前の習慣。しかし、群馬県でもイヤホン装着での自転車運転は禁止されています。自転車での音楽は我慢してきました。せいぜい、ローラー練中にイヤホンを付けるくらいでした。

群馬県のルール

我がグンマーでは以下の通り、イヤホンで音楽を聴きながらの自転車運転は禁止されています。

音量を大きくしてカーラジオ等を聞き、又はイヤホーン等を使用してラジオを聞くなど安全運転に必要な交通に関する音又は声が聞こえないような状態で車両を運転しないこと。ただし、難聴者が補聴器を使用する場合又は公共目的を遂行する者が当該目的に関する指令を受信するためにイヤホーン等を使用する場合は、この限りでない。

群馬県法規集(平成30年10月31日) 群馬県道路交通法施行細則・第25条

ルールを守って音楽を楽しむ

耳を塞がない状態で、常識的な音量の範囲で楽しむ分には、 「安全運転に必要な交通に関する音又は声が聞こえない状態」にはなりません。もし自転車で音楽を楽しむのであれば…という仮定のもとで、Bluetoothスピーカー、ネックスピーカー、そして、骨伝導ヘッドホンをいくつか、Amazonのほしい物リストに入れていました。

スピーカー系は躊躇

中でも、Bluetoothスピーカーは実際に買ってみたことも。これは卓上で気軽に音楽を楽しむには良い物でした。しかし、自転車での使用は躊躇しました。 やはり、公共の場での音楽ダダ洩れはよろしくないです。赤城山や碓氷峠でスピーカーから音楽を流しているサイクリストに遭遇したことがありますが、聴きたくもない音楽を聴かされるのは迷惑でした。(一瞬で抜き去るだけの脚力があれば気にならないかも…ですが。)ネックスピーカーなら音量は絞れるでしょうが、漏れることには変わりはなく、迷惑になるかどうかは相手次第。これを気にしながらでは音楽を楽しむゆとりは生まれません。

本命は骨伝導ヘッドホンか

で、大本命は骨伝導ヘッドホンになったわけです。しかし、どれもこれも不安になるようなレビューが多く、なかなか購入には至りませんでした。そんな状態が長いこと続いていたのですが、ある日SNSで目にした AFTEFSHOKZ の骨伝導ヘッドホンに物欲急浮上!アンバサダーの巧みさもありますが、このジャンルの製品として完成度がとても高そうで。ちょっと高いのですが、どんどん惹かれていきました。こうなるともうダメです。ポチ。

AFTEFSHOKZ AEROPEX をポチる

AFTERSHOKZは公式サイトからも購入できますが、並行輸入品も含めてネット通販にはかなり流通しています。ソフバンユーザのワタシは、還元が多いYahoo!ショッピングのeイヤホンで購入しました。AEROPEX のコズミックブラック です。

届きました。

この几帳面な梱包、とても感じが良いです。

開封

イマドキの高級感のあるパッケージです。

マグネットでピタッとくっつく充電ケーブルが、気が利くことに2本付属。断線に備えて保管しておいても良いですし、自宅用と出先用にしても良いですね。シリコーンゴムのポーチも蓋がマグネットでピタッとくっつきます。あと、イヤープラグ、ユーザガイド、保証書が付属。

インプレ

私にとって初めての骨伝導ヘッドホンですが、音質は予想以上でした。顎あたりの骨に当てても聞こえるのが面白かったり…。

音漏れ

骨に当てていなくても耳を近づけるだけで音が聞こえるので音漏れが心配でした。でも、会社の同僚に聞き耳を立ててもらいましたが、普通の音量で楽しんでいる分には音漏れはないとのこと。しっかり骨にあてていれば漏れにくいということのようです。これなら電車の中でも大丈夫かな。

ロードバイクで

ロードバイクでも試してみました。

ヘルメットやアイウェアとの干渉

ネックバンド式ですが、ヘルメットやアイウェアとの干渉はありません。ただし、冬用のキャップを被る場合は耳当てが付いていたり後頭部までカバーしていたりするため、併用が難しいかもしれません。

操作性

ボタン配置に余裕があるので、 フルフィンガーグローブでも操作が楽にできました。

音楽を楽しめるのか

これが一番の関心ごとでしたが、期待以上です。 ヘルメット等の装備にもよると思いますが、 35 km/hまでの速度域であれば普通に音楽を楽しめます。それ以上になると、風切り音との勝負になってしまいます。上述した通り、個人的には音質にも満足しています。この辺りは期待値の幅が広いのでなんとも…。

違和感

これも大事なことです。痛みや疲れが出ると音楽を楽しむどころではなくなってしまいますからね。 これまでのところ、最長3時間程度のライドで試していますが、そのような違和感は一切ありません。あまりにも快適なので、帰宅して後片付けをしているときも、付けっぱなしのことが多いです。

自転車と音楽

久しぶりに自転車に乗りながら音楽を聴きましたが、走り慣れた道、聴き飽きた曲なのに、すごく新鮮な感覚を得られました。大昔、中高生の頃はロードマンでもウォークマン+イヤホンで音楽を楽しんでいましたが、その頃はそれが当たり前だったからなぁ…。

まとめ

日常生活からロードバイクまで、色々なシーンで骨伝導ヘッドホンを使ってみましたが、何かをしながら周囲に迷惑をかけずに音楽を楽しむには最高だと思います。音楽を聴く上での周囲への迷惑としては、音漏れ以外に、周囲の音声が聞こえない(呼ばれても気付かない)ということがあります。骨伝導ヘッドホンであれば(もちろん常識的な音量であれば)周囲の音声がばっちり聞こえますし、付けたままで会話もできます。例えば、庭先で野良仕事をしていてご近所さんに挨拶されても大丈夫ということです。こういうちょっとした安心感からか、音楽を持ち出す機会が増えました。 ちょっと大げさですが、日常生活も楽しめるようになった気がします。良い買い物をしました。興味のある方はぜひ!

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投稿者: katsu

職業: 金融系SE 好きな音楽: YMOとその周辺/サカナクション/アンビエント ウェブサイトURL: https://www.ktktmt.com 一言: シンセ(JUNO-106, CS-5, V50) / MTB(MuddyFox 1991) / バス釣り / 写真(K100D)…、 最近はロードバイク(ARGON18 KRYPTON 2015 & Corratec FORCIA CA+ 2012)にハマってます。モノが好きなのでいつも物欲沼に埋もれてます。

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