今年の夏も暑いですね~。…と書くのも、もううんざり。朝ランと夜Zwiftを何とか続けている私ですが、この季節のトレーニングは苦行でしかありません。Zwiftはエアコンがあるのでまだしも、朝ランは、しっかり暑さ対策をやらないと危険です。
ただでさえ暑いのに、私が住んでいる高崎市箕郷町は日影が少ないので、この時期のランニングは本当に難儀します。早朝、日の上らない時間帯に走れれば、だいぶ違うのでしょうが、我が家の生活リズム的に困難。スタートするのは、だいたい7時半頃になります。ここのところは、スタート時に気温28℃くらい、帰宅時には32℃くらいまで上がっていることが多いです。
暑い中、頑張って走るのですから、垂れまくってヘロヘロになるのは避けたいところ。それよりも、熱中症にならずに帰宅して、ちゃんと仕事ができるよう、この夏は、また色々工夫してやっています。
寒色系サングラスと濡れタオルで脳を騙せるらしい!?
2024/07/30、RUNNETに「「脳にだまされない!」暑さ対策 サングラスとタオルで脳が「暑くない」と判断する!?」と題した記事が掲載されました。
記事の主旨的には、「まだ走れるはずなのに、暑さで脳が「走るな」とサインを出す。こうなると苦しい、きついと感じ、垂れてしまう。これを防ぐために脳を騙し返そう」ということのようです。そのために、寒色系サングラスで視界に涼しげな色を付けることで、脳は実際の温度よりも低いと判断するらしいし、人間が温度を感知している首筋を冷やすことで、脳を騙せるらしいです。
サングラスは、そろそろ別のレンズが欲しくなってきていたし、濡れタオルも導入しようかと思っていたところなので即、取り入れてみました。
寒色系サングラス
まずは、寒色系サングラス。私がランで使っているのは、Oakley Racing Jacketです。これは、ロードバイクを始めた2012年頃に買った物ですが、今はラン専用にしています。元々付いていたレンズは10年ほどの使用で、こんなことになってしまいました。
ご覧の通り、ミラーコーティングが剥がれてしまっています。
これでは、さすがに実用に耐えないので、2022年からは互換レンズを使っています。
このレンズは、FISKRというブランドの「ファイヤーレッド」というカラー。Amazonで三千円ほどなので試しに買ってみたのですが、使い心地は思いのほか良いです。視界の歪みは無いし、丈夫だし(アスファルトの上に誤って落とした時にも傷が付かなかった)、純正には無い偏光機能も付いています。
今回、このブランドの寒色系カラーを買ってみることにしました。「アイスブルー」というカラーが、如何にも涼しそうです。
Racing Jacketに装着してみました。
見た目には涼しそうになりました!
しかーし、ここで大失敗が判明!
まず、裸眼での視界はこんな感じなのですが…、
「アイスブルー」のRacing Jacketをかけてみると、こんなことに。
完全に暖色系、オレンジ色っぽくなってしまうのでした。元の「ファイヤーレッド」の方がむしろ寒色系になるかも…。
Amazonの商品ページには、ちゃんと視界の変化が分かる写真も掲載されているので、それを確認するべきでした。
暑さ対策としては無駄遣いになってしまいましたが、気分でレンズのカラーを変えて愉しめるから良し!とします。
今回、2つめのFISKR製レンズとなりましたが、Oakley互換レンズとしては、やはり十分なクォリティを持っていると感じますし、何よりコスパに優れる製品だと思います。互換レンズをお探しの方は、使ってみてはいかがでしょうか。
Fiskr 剥がれ防止 Oakley Racing Jacket用交換レンズ レーシングジャケット 偏光レンズ
濡れタオル
百円ショップのダイソーで、「クールタオルスカーフ」という商品を見つけて即買い。
薄くてサラっとした生地なので、軽くて良さそうです。
早速、使ってみました。
タオルを濡らして絞り、片側の端に縫い付けられたリングに反対側の先を通します。サイズは15cm × 80cm。一般的な市販品よりもサイズは短めのようです(下の方で紹介したCoolcoreは30cm × 110cm)。
走り出すと…、確かに気持ちいい!首回りが日差しでジリジリしないし、タオルは気化熱で少し冷たく感じます。ある程度、ブランブランと揺れてしまうことは想定通り。むしろ、そのおかげでタオルに含んだ水分の気化を進めてくれている感じです。
しかし、しばらく進むと、首元にチクチクした感じが出てきました。原因はリングのようです。このリング、洗濯タグのような少し硬い生地なんですよね。洗濯タグは危険な気配を感じて事前にカットしておいたのですが、リングもダメでした。身体に装着した時のまま納まっていてくれれば全く問題ないのですが、ランでは無理な話。ブランブランと揺れるたびに、首元を攻撃してくるのです。
DIYで改善を試みました。
端にスナップボタンを縫い付けて、リングを使わなくても留めておけるようにしてみました(老眼で大変)。装着すると、こんな感じ。
緩くふわっと巻けるので、これは大成功かと思ったのですが、タオルの輪が大きくなった分、余計に首元で暴れまくるのでした。
試行錯誤した結果、スナップボタンで留めてから、タオルの先はタンクトップの首元からインしてしまう装着方法が最も具合が良いと感じています。
休憩する時には、外して振ると本当に冷えてくれます。ラン中は首に滴る汗をかなり吸ってくれるので、ウェアの汗濡れが若干減らせるかもしれません。頻繁にタオルを絞らないと逆に胸元がビショビショになってしまいますが、タオルの先の方を片手でギュッと握るだけで、かなり絞れるのでラン中でも余裕で出来ます。
ラン中の揺れで、気づくと細くまとまってしまっていることも多いので、もう少し大きい物も使ってみたくなっています(ダイソーの15cm × 80cmに対し下の商品は30cm × 110cm)。
他にも取り入れていること、やめたこと
アームカバー
腕を露出させてランしていると、最初のうちは良いのですが、汗で濡れ始めると乾かなくなり、ビショビショになるので気になっていました。日焼け止めも流れてしまいそうだし。
ロードバイクでも、夏場はUVカット用のアームカバーを着けることが多いので、この夏はランでもアームカバーを着けてみました。
これは、なかなか快適です。主にランの防寒用途で使っている物ですが、UVカットしてくれるのでジリジリしませんし、水で濡らしておけば、タオル同様に涼しく感じます。10分ほどで乾いてしまいますが、ボトルの水をかければ復活。汗で腕・手がビショビショにならないのは快適だし、日焼け止めを塗る面積も減らせます。おすすめです。
ボトル
FlipBeltの「FlipBeltジッパー」と専用ボトル「アークウォーターボトル」を使っています。容量175 mlの小さなボトルですが、40分程度の朝ランには十分。出し入れが一瞬でできるので信号待ちでサッと給水できるし、カーブしたボトルは腰にフィットするのでゴロゴロしないし、なかなか快適です。(容量325mlのもあるようなので、ちょっとそそられています…)
やめたこと
コアクーラー
昨年の夏、デサントのコアクーラーを何回か使ってみました。手のひらを冷やすことで深部体温を下げる効果があるものです。冷凍庫でカチカチになった蓄冷材をグローブにセットして手のひらを冷やします。5 km位までは冷たさがキープされますが、その先、温くなってしまうと、ただの重りに成り下がってしまいます。深部体温が上がってくる頃に温くなってしまうので、意味がないなぁ…と。
このように、私の朝ランには向いていませんでしたが、周回コースを走るような人の場合、拠点に置いたクーラーボックスに蓄冷材をいくつも入れておき、交換できるようにすれば、効果は大きいのかもしれませんね。そんな使い方が可能な方は、ぜひ!
改めて、濡れタオルは優秀だな…と思います。手のひら同様、首筋を冷やせば深部体温が下がりますし、自分がかいた汗の水分でも冷えてくれる点は、さながら自家発電冷房のようです。
まとめ
夏場のランニングはトレーニングの質が落ちるし、タイムも伸びません。自分にあった対策を取り入れて、決して無理しないように頑張りましょう!
最後まで読んでいただいてありがとうございました。