Edge 500から520に買い替えたのは、昨年の夏のことなのですが、まだまだ使っていない機能があります。
最近、コース機能とセグメント機能を試してみたところ、どちらもとっても便利なのでした。
まだ使い始めなので見切れていませんが、ちょっと感じたことを書いておきたいと思います。
コース機能
まずは、妙義山ビューライドのときに使ってみたコース機能から。
簡易ナビと、バーチャルパートナーとのペース比較や、勾配プロフィールの確認ができます。
コース機能自体は、Edge 500でも何回か使ったことはあったのですが、地図(というかコースのシルエットが表示される程度のもの)がしょぼかったり、ヒルクライムでペース管理に使おうとすると挙動が不安定になってしまったり…で、すっかり使わなくなっていたのでした。
そのイメージが残っていて、付加的な機能はあまり使わない派だったのですが、Edge 520ではどのくらい進化しているのか、試してみました。
事前準備
- OSM (Open Street Map)のインストール
Edge 520には、地図がもともとインストールされているのですが、自転車のナビとして使うにはまだ物足りないものです。Edge 520用の軽量OSMが配布されているので、ありがたく使わせていただきました。
⇒GARMIN EDGE 520J用の超コンパクトなOpenStreetMap(β)
本当にありがとうございます。 - コースの作成
Garmin ConnectのWebサイトで、ルートラボと同じような操作で、コースを作成することができます。
アクティビティのログからも作成できるので、過去に実走したログを元に作っても良いですし、他所で作ったFIT/TCX/GPXファイルをアクティビティにインポートして、それをコース化しても良いですね。
作成したコースをEdge 520に転送すれば準備完了。スマホ連携は便利ですね。
使い勝手
- ナビとして
進行方向を方角で案内してくれるほか、曲がり角で案内するように設定しておけば、何m先でどっちに曲がれと教えてくれます。
これはもはやカーナビ感覚。
峠のヘアピンカーブのような交差点じゃないところでも案内してくれたり、曲がり角が連続するようなところだと案内が2つ位先をいっていたりもしますが、まぁ、その辺りはご愛嬌ですね。
縮尺は200mで走ってみましたが、この位がちょうど良い感じだと思います。
あと、高度プロフィール図が相変わらず便利。
知らないルートで不意に上り坂が現れても、心の準備ができます。
事前にコースを作成しておく必要がありますけど、それさえちゃんとできていれば、ナビとしては十分ですね。
逆に、知らない土地でルートを検索したいような場合には、やっぱりスマホやナビ専用機の出番かと。 - ペース管理として
ペース管理といっても、目的はいろいろあると思います。
ヒルクライムTTの記録を更新したい、とか、このルートを何時間で走りきりたい…とか。
前者であれば、後述するセグメント機能を使うのが良いと思います。
コース機能でのペース管理は、後者の用途に向いているんじゃないかな…と思います。
実走ログを元にコースを作れば、そのときのペースと比較ができますけど、TTのように頻繁にタイムが更新されるような場合は、都度コースの作り直しが必要になってしまいますので。
セグメント機能
続いて、ハルヒルで使ってみたセグメント機能です。
コースと似たような機能ですが、こちらはバーチャルパートナーとの競争が目的。
セグメント(区間)のリーダーボードには、自他を問わず多くのタイムがありますが、どのタイムをバーチャルパートナーとするかを選択することができるので、狙いたい記録に合わせた使い方ができます。
ハルヒルでは、自己ベストと競ってみました。
事前準備
- セグメントの準備
Stravaのプレミアム会員であれば、Strava上で★を付けたセグメントがGarmin Connect経由でEdge 520に取り込まれるので楽チンですよね。
私はStravaには課金していないのですが、ちょっと調べてみたら、素晴らしい情報がありました。
⇒http://puyan77.blog102.fc2.com/blog-entry-1293.html
有用な情報、本当にありがとうございます。
Segment BuilderというWebサービスを使うことで、Stravaのセグメントを.FITファイルとして出力することが出来るのです。
手順は、上のリンク先に詳しく説明されていますのでご覧ください。
ちなみに、私のEdge 520はJなしモデルなので、日本語名の付いたStravaセグメントの場合、Edge 520上でセグメント名が表示されませんでした。(距離と平均勾配のみ表示されます)
これについても、Segment Builder上でセグメント名を英語に編集してあげれば解決!取り込みたいStravaセグメント。しかし、日本語の名前が付いています。
Segment Builderで、セグメント名の右の鉛筆アイコンをクリックすることにより、Edge上で表示されるセグメント名を編集することができます。
おそらく、自動連携のためにStravaのプレミアム会員になったとしても、Jなしモデルだと日本語のセグメント名は表示されないんだろうなぁ…と推察。
そうだとすると、Jなしモデルの場合、Segment Builderを使うのがベストな気がします。
使い勝手
- 記録更新の一助に
セグメントが近づくとEdge 520の画面が切り替わり、計測がスタートします。
セグメント画面には、セグメントの残りの距離と、バーチャルパートナーとのタイム差が表示されます。
タイム差の背景色が赤くなっているときはバーチャルパートナーに遅れをとっているということ。
先行/遅延が色で表示されるので、追い込んでいる状況でも直感的に分かりやすいです。
リアルタイムでタイム差が分かるというのは、記録更新を狙いたいときには大変役に立ちますね。
先日のハルヒルでは、調子がイマイチだったものの、なんとか自己ベストタイに持ち込めました。
これは言うまでもなく、セグメント機能のおかげです。
しかし、このセグメント画面を表示していると、当然ですが、いつも確認しているデータ項目が表示されません。
ページ切り替えをすればOKなのですが、これが結構面倒。
いつもの画面に、データ項目として『バーチャルパートナーとのタイム差』が追加できれば最高なんだけどなぁ…。
ざっと、こんなところです。
あえて手を付けずにいた付加的な機能ですが、不安定になることもないし、役に立ってくれるし、使わない手はないですね。
ますますEdge 520がお気に入りになりました。
1000とか820とか、上位機種もありますけど、個人的には520がベストバランス!…と、個人的には思います。
GARMIN(ガーミン) Edge520J 136807 | ||||
|