これまで、2つの記事に渡って綴ってきました。
今回は完結編として、
組み立てからシェイクダウンまでを書きたいと思います。
開封
いよいよ、対面するときが来ました。
ベラチの梱包は過剰さがなく、ツボを押さえている感じ。
ゴミが少な目で助かります。
サドル+シートポスト、ハンドルバーが外れているのはごく一般的。
フロントのブレーキキャリパーが付いていないというのは初めてでした。
タイラップはボール紙で養生してあったり。
付属品類はこの箱に入っていました。
マニュアル類、反射板やライト類に加え、
ブレーキキャリパーもこの中に。
あと大きな布っぽい物が。これはバイクカバーのようです。
組み立て
基本的には、これらの作業だけで走り出すことは可能です。
・ブレーキキャリパーの取り付け
・ブレーキケーブルの接続
・ハンドルバーの固定
・シートポストの固定
・ペダルの取り付け
・各ネジの増し締め
シフトの調整もバッチリでした。
ペダルはLOOKにしようか迷いましたが、
他のバイクがシマノなのでPD-R8000を選択。
シェイクダウン前に、やっておきたいことがいくつか。
そのために、クランクやFDを外します。
BB には TOKEN のスレッドフィット(TF24) がインストール。
KRYPTON号の BB を交換するときがきたら、
これがいいな…と思っていたものです。
ベアリングの種別までは分かりません。
フレームの養生
BB周りが露わになっているうちに、フレームの養生をしておきましょう。
こちらのブログを参考にさせていただきました。
ステンレステープを適当なサイズに切り出します。
そしてペタリ。
FD調整には気を使っていたはずのKRYPTON号も、
ギャップでチェーンが暴れて痛恨のチェーン落ち。
フレームの塗装に傷が入ってしまいました。
最初から養生しておけば安心です。
パワーメーターの取り付け
KRYPTON号での実績を買って、
同じ 4iiii PRECISION を導入します。
重量は 9 g の増加のみ。軽くて良いです。
チェーンキャッチャーの取り付け
チェーンキャッチャーは ROTOR にしてみました。
これも、先のブログで紹介されていたものです。
取り付けには、ちょっとした問題がありました。
FD-R8000 に付けようとすると、干渉してしまうのです。
…で、干渉しないように、ヤスリで削りました。
雑な仕事でスミマセン!(^^;
拡大するとアレですが、ひいて見れば気にならないですよ。(^^;;
チェーンリングとのすき間調整は、KCNC よりもやりやすいですね。
いざというときに、しっかり仕事をしてくれることを祈りましょう。
FD-R8000 の調整は FD-6800 とは全く違うので困惑しました。
でも、慣れれば簡単にできそうです。
重量測定
PWTのガーミンマウント、ベル、ミラー、ボトルケージも付けて、
いつでも走り出せる状態になりました。
その前に、重量測定をしてみました。
7.855kg。
あれ、意外とあるな。。。
ちなみに、完成車付属のホイールセットは、以下の通り。
MAVIC Ksyrium BLACK UST /
HUTCHINSON FUSION 5 PERFORMANCE(25c)
この重量は、
フロント: 1.205 kg / リア:1.625kg で合計:2.830 kg。
※スプロケは32Tが付いた状態
そして、手持ちのホイールセットの中で最軽量なものは、以下の通り。
TOKEN C22A / Continental GP4000S2(23c)
この重量は、
フロント:0.940 kg / リア:1.370 kg で合計:2.310 kg。
※スプロケは28Tが付いた状態
スプロケの重量差が 50 g 位あると考えると、
ホイールセットの差分は 0.470 kg 程度となります。
…とりあえず、C22A に履き替えるだけで、
7.4 kg 程度にはなりそうですね。
軽量化は、徐々に考えていきたいと思います。
シェイクダウン
さあ、ついにシェイクダウンのときが来ました!
まずは、固定ローラーでポジション確認。
結果として、ほとんど違和感なし。
ジオメトリ表とパーツのサイズから事前に想定していたのは、
ハンドルが数cm遠いかな…ということでした。
ステムはすぐに交換かな…と考えてもいたのですが、
現時点ではハンドル位置が高いということもあり、
遠さは感じません。
ハンドルバーの幅が2cm広いので、そこが一番大きな違和感。
でも、高さと相まって、呼吸が楽な感じがします。
しばらくはこのままで乗ってみようと思います。
そして、いよいよロードへ。
いつものルートで水澤観音まで行ってきました。
ようやくシェイクダウンを迎えた HUEZ号です。
以後、よろしくお願いいたします!
まだ慣れませんし、ホイールセットも初物ですし、
正確なインプレはできません!(^^;
でも、いろいろ試した感じでは、
200Wあたりに閾値がありそうな雰囲気。
流している状態では、KRYPTON号との違いは少なそう。
でも、ある程度踏むと、KRYPTON号よりもロスなく進む感じ。
脚があるうちは爽快感がありますね!
もっと繊細でカリカリな挙動を覚悟していたのですが、
それは良い意味で裏切られました。
平坦でも下りでもピタッと安定していますし、
路面のギャップも剛性感のあるいなし方をしてくれます。
ハンドルが高いこともあって、下りでスピード感を全く感じない割には、
実は結構出ていたり…なんてことも。
慣れればロングライドもこなせるかな…。
そう思わせてくれました。
25km程度のプチライドでしたが、満足感でいっぱい。
さて、3回に渡って綴ってきましたが、今回で一区切り。
憧れのLOOKが威信をかけて開発したバイクが私の元へやってきました。
色んな意味で、清水の舞台から飛び降りる思いで決断したバイク。
大事に、そして、少しでも性能の片鱗を感じられるように、
頑張って寄り添っていきたいと思います。
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