ローラー練の課題

なかなか気が向かず、久しぶりの更新になってしまいました。

感染者拡大を続ける新型コロナウイルス。今の状況を見る限りでは長期戦になりそうな気配ですね。サイクリストとしての生活も長期的な視点で対峙していく必要がありそうです。

色々な意見があると思いますが、私は非常事態宣言が全国に拡大されてからは、ロード練は完全に自粛しています。自分の身を守るためだけではなく誰にも感染させない、というのは当たり前のことです。モラルを守っていれば外を走っても良いとは思いますが、周囲からの視線を気にしながらのロード練は楽しくなさそうなので。

ローラー練は効率が良い

そんなわけで、ここのところはローラー台でのインドアトレーニングばかりです。

私のローラー練は、2014年7月に導入した3本ローラーから始まりました。バランスを取るのが楽しいし、短時間で大量の汗をかくので、なんて効率が良いのだろうと、しばらくはロード練の時間も割いて回していた気がします。しかし、感覚に反してヒルクライムのタイムは全然伸びませんでした。

2016年6月、固定ローラーを導入しました。そして、平日の夜に1時間程度のローラー練が習慣になりました。固定ローラーでのトレーニングは3本ローラーのような楽しさはありませんが、落車の危険もなく必要な負荷をかけ続けられるため、トレーニング効率はぐんと上がりました。実際、固定ローラーを回すようになってヒルクライムのタイムが急激に伸び、その当初は驚いたものです。(といっても、底辺から平均レベルになった程度ですが…。)

その後、2016年11月にはローラー台をパワー計測可能なTacx Satori Smartに変え、2017年1月にはZwiftも導入。さらに、2018年12月にはスマートローラーTacx NEO Smartを導入し、ついに私のローラー練環境は行き着くところまで行きました。

今では、ローラー練といえば9割9分、NEO SmartでのZwiftとなりました。スマートローラーでのZwiftでは実走感まで得られるので、ローラー練に対するモチベーションが維持できますし、天候がいまいちな週末には「Zwiftでいっか」となることが多くなりました。このコロナ渦の中でロード練に出られなくても、今のところは耐えられています。Zwiftができる環境があって、本当にありがたいことです。

固定ローラーの落とし穴

いまは在宅テレワークということもあり、平日のトレーニング時間が確保しやすくなりました。皮肉なことですが、今の状況の方がTSSを稼げているかもしれませんね…。

トレーニング効率の良い固定ローラーですが、私の場合、そればかり回していると、どうしてもフォームが崩れてしまうのがネックです。先日も書いたように、フォームの崩れは足首の向きの違和感として現れることが多いです。

2020シーズン ハルヒル試走・1回目

走り始めに意識することである程度は矯正できるものの、崩れては矯正…という繰り返しはかなりのストレス。そもそもフォームが崩れないようにしたいところです。

フォーム崩れの原因

色々あるとは思うのですが、主な原因の一つは「左右の軸のブレ」だと考えています。そしてその要因として心当たりがあるのは以下の2点。

  • 尻や股の痛み
  • スマホやサイコンの配置

対策を考える

一つ一つ、解決を図っています。

尻や股の痛み

尻の痛みは、荷重により血行が悪くなることが原因。低強度のときにも積極的にダンシングを入れるようにすれば回避可能です。以前は、メニューの中はきっちりシッティングでこなそうとしていましたが、最近は時間を決めてダンシングを入れるようにしています。

予期せず発生する股の痛みの方が深刻ですね。どうも肌が弱くて擦れてしまう感じです。パッドがずれない適正サイズのレーパンを履くことと、皮膚の保護剤によってかんりの改善が可能です。

皮膚の保護剤としては、アソスのシャモアクリーム、ワセリン、プロテクトJ1…と、色々な保護剤を使ってきました。そんな中で、最も効果が高いと思うのはアースブルーのプロテクトJ1です。

ただ、これを毎日使うとなると、ちょっとコスパが気になってしまいます。ZwiftでもロングライドのときにはプロテクトJ1を使ったりしますが、そうでないときは専らワセリンです。

ワセリンの場合、薄く塗り広げるのではなく、ある程度の厚みを持たせると良いです。

残念ながら、これらの保護剤を使っても痛みの発生を完璧に防ぐことはできません。ちょっとでも痛みを感じたときは、風呂に入った後にオロナインを塗っておきます。翌日まで痛みを引きずることは殆どありません。

スマホやサイコンの配置

Zwift中は、PCのディスプレイだけでなく、iPhoneのZwiftコンパニオンも見ます。さらに、Zwiftの走行中画面ではTSSの確認ができないので、Edge500も併用しています。

そんなときに気になるのが、この配置なのです。

ミノウラのアクセサリーバーを使って、iPhoneとEdgeを左右にマウントしていますが、Zwiftコンパニオンの操作をするときには、無意識のうちに体が左にずれてしまいます。

ちょっと奮発して、こんな風に改善しました。

中心線上、手前に Edge、奥にiPhone。これならブレようがありませんね。

使ったのは、レックマウントプラスインドア ワークアウト ブラケットです。

これは本当に良いです!iPhoneもEdgeもとても見やすくなりました。汗も落ちないし。

インドア ワークアウト ブラケットを使うには、専用のiPhoneケースが必要です。初期投資費用がそれなりにかかってしまいますが、拡張性が高いものなので、あとあと色々なシーンで便利に使えそうです。

さらに、これらも一緒に買いました。

まずは、レックマウント用のヘッドパーツ。自分はレックマウントの両持ちナロータイプ(Type19)と、ダブルマウントを愛用しているので、このパーツを使えば簡単・確実に自転車にiPhoneをマウント可能です。

あと、スマホリングも。普段使いでは専用ケースのマウント穴が気になるかもしれないし…程度の理由で買ったのですが、これは使ってみると意外と便利ですね。スタンドにもなりますし。Qiで充電するときは外す必要がありますが、つけ外しのストレスは全くありません。

他にも色々とあるので、次々に欲しくなってしまいますね。要注意。

ちなみに、4/30まではインドアトレーニング応援キャンペーンを実施していますので、欲しい方は大急ぎでどうぞ。

おしまい

だらだらと長くなってしまいましたが、この辺で。長期化が予想されるインドア生活に向けて、ローラー練の課題解決を図ったお話を書きました。ローラー練を始めたばかりの方に、ほんの少しでも参考になれば幸いです。

Zwiftの利用者も随分増えているようです。特に、この機会にローラー練を始めた方はコロナ渦が去った頃には激的な進化を感じるかもしれませんね。ん、そうしたら私はまた底辺に落ちてしまうかも!?

…なんてことは考えず、自分と向き合って焦らず地道に励みたいと思います。レースもイベントも軒並み中止となる、こんな時だからこそ、開き直ってフォーム固めに注力したいと思います。さーて、たまには外で3本ローラーでも回して気分転換しようかな。

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投稿者: katsu

職業: 金融系SE 好きな音楽: YMOとその周辺/サカナクション/アンビエント ウェブサイトURL: https://www.ktktmt.com 一言: シンセ(JUNO-106, CS-5, V50) / MTB(MuddyFox 1991) / バス釣り / 写真(K100D)…、 最近はロードバイク(ARGON18 KRYPTON 2015 & Corratec FORCIA CA+ 2012)にハマってます。モノが好きなのでいつも物欲沼に埋もれてます。

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