レーパンの寿命
ローラー練用に使っていたレーパンが寿命を迎えました。このレーパン、ロードバイクに乗り始めた頃に買ったので、なんと10年もの!いや、さすがに、ずっと使い続けていたわけではないですけどね。早々にパールイズミあたりを買って以来、長い間タンスの肥やしになっていたものを、ローラー用として復活させていたのでした。それから1年以上は使ったでしょうか。ヘビーユースに良く耐えてくれました。
だいぶ前から、生地は劣化してポリウレタンが点々と浮き、裾のシリコンストッパーは剥がれ落ちていました。それでもローラー用として使う分には問題はないのですが、いよいよパッドがダメになって使用に堪えなくなりました。パッドの生地が中身のスポンジ状の部分から剥離してきてしまって、パッドの表面に「しわ」ができてしまうのです。こうなると、私の股は悲鳴を上げてしまいます。
Santic のレーパンを購入
ローラー用ですから、安いので十分。Amazonでレビューが良さそうなものを探し、Santic (サンティック) という中華ブランド(?)のレーパンを購入してみました。
Santic レーサーパンツ 4Dゲルパッド メンズ サイクルウェア 自転車 Mサイズ(ウエスト70-76cm、裾回り36-45cm)
本当はビブの方が良いのですが、初物はフィット感が不安ですからね。まずはレーパンで様子見です。
サイズ表は以下の通り。
私の身体は 177 cm、63 kg です。推奨身長からは L 、推奨体重からは M となります。このパターンが良くあるので悩まされますが、緩いよりはきつい方が良いので、M を選択しました。
こんなパッケージで届きました。
気になるパッドはこんな感じです。
持った感じ、とても薄いですが、しっかり皮一枚、張ってくれる感があります。サイド部分は柔らかくて内股部分への攻撃性は少なそうです。
ラベルを見て、ハッとしました。
どうやら、このパッドは “3h” 程度までの “SHORT DISTANCE” ライドをターゲットにしているようですね。ちょっと不安がよぎります。
インプレ
フィット感
サイズ表から、腰回りは多分フィットするけど裾が短いかも…と予想していましたが、概ね予想通りです。
なかなかタイトなフィット感。これなら、パッドはずれないでしょう。股間部分もタイトなのが少しだけ気になります。
裾の長さは普段はいているRapha のSサイズより1 cmほど短いかな。裾周りもかなりタイト。私の筋力に乏しい腿でも結構な締め付け感がありますが、ストッパーの素材も良く、履きにくさはありません。
パッドは薄くて違和感がありません。というか、それが逆に違和感だったりします。床に体育座りしたときに、パッドを全く感じないのです。
使用感
パッドの薄さが心配でしたが…、なかなかやってくれます。
まず、痛みが出にくい!これまでのレーパンでは、パッドの厚さは十分にあるものの、ずれやすくて難儀していました。痛みが出ない位置を探って、ローラー練の間、何度も修正していました。こういう煩わしさが激減して、トレーニングに集中できるようになりました。
あと、汗をかいてもパッドがオムツのようになりません。かなり快適です。パッドの薄さが功を奏しているのでしょう。
まだ2時間程度までのローラー練でしか使っていませんが、その範囲では文句なしです。
今度はビブも
失敗してもいいや…くらいの気持ちで試しに買ってみた Santic のレーパンですが、期待をはるかに上回る仕事っぷり。なかなか良い買い物をしました。おすすめです。
Santic レーサーパンツ 4Dゲルパッド メンズ サイクルウェア 自転車 Mサイズ(ウエスト70-76cm、裾回り36-45cm)
しかしまあ、最近の中華は侮れないですね。今度はビブショーツも試してみたくなりました。そのときは M ではなく L かな。
【サンティック】Santic メンズ ビブショーツ ビブパンツ サイクルパンツ 自転車 3Dパッド付き 吸汗速乾 ブラック
もし具合が良ければ、普段のロード練でもガンガン使いますよー。
やっぱりサイズ選びは大事!
さて、今回の買い物で「レーパン*1 の命はフィット感!」ということを再認識しました。
*1 自転車用のパッド付きショーツ、タイツのことを総じてレーパンと書いています。
レーパンは適当に大き目サイズを選んでもフィットしているように感じてしまいます。でも、そんな大き目サイズではパッドの保持性能は十分に発揮されません。
数年前に Rapha のビブショーツを初めてはいたときに、それまでのサイズ選びが間違っていたことを思い知らされました。Rapha のサイズ表から選んだ S サイズ。届いたモノは予想以上に小さく見えました。実際に履いてみてもタイトなフィット感。しかし、それまで長いこと悩んでいたライド中の痛みが激減したのです!
それまでは適正と思い込んで大き目サイズを選んでしまっていたのですね。そのせいでライド中にパッドがずれてしまい、股や尻の痛みの主な原因の1つになっていたのでした。
それが分かって、すぐにチームジャージも作り直したっけ…。
股や尻の痛みに悩んでいるサイクリストの皆さんには、まずはレーパンのサイズが合っているかを確認していただきたい!
サイズ表がイマイチなメーカーもありますが、レーパンの場合はヒップで選べば失敗は少ないはずです。「XX cm、XX kg でジャストフィット」というレビューはたくさんありますが、レビュワーの感覚や乗り方にも大きく幅があるので、参考にするのは難しいですね…。(サイズ選びのことは上の記事にも書いていますので、ご参考までに。)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。