KRYPTON号のケーブルストッパーを交換しました

ARGON 18 KRYPTONのケーブルストッパーを交換しました。
いろいろあったので、長くなります。

いきさつ

年を跨いで、KRYPTON号のケーブルを全交換しました。
KRYPTON号のメンテナンス(ケーブル交換&チェーンキャッチャー装着): Essays in Idleness
実は、そのときにヘマをしておりまして。(ーー;
トップチューブのこの部分が、
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こんなことに。
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ケーブルストッパー(いわゆるアウター受け)からアウターキャップが抜けなくなってしまったのです。
2年ほど前のケーブル交換の時に適当に組んでしまったことが原因ですね。
ARGON 18のケーブルストッパーは径が小さくて、シマノのキャップとの相性が悪いのです。
ブレーキをギューっとかけてようやくキャップがヌルーっと入っていく程度のきつさ。
そして、ひとたび奥まで入ってしまうと、抜くのは至難の業に…。
ラジオペンチで縁をつかんで抜こうとしたのですが、写真の通り欠けてしまって、もうつかめる部分がありません。完全に『詰んだ』状態。
とりあえずは、欠けてしまったキャップをそのまま再利用して組むしかありませんでした。
しかし、いつまでもこのままというわけにはいきません。
キャップを抜くことは諦めて、ケーブルストッパーごと交換することにしました。

ケーブルストッパーの入手

ARGON 18のオフィシャルサイトでフレームのスペアパーツに関するFAQを調べると、『最寄りのリテーラーへ』とのこと。
検索すると、我が家の近くのショップもヒットしました。
しかし…、面倒なだけで儲けにならない小物の取り寄せです。
ガイツーで買ったKRYPTON号は、こんなときに気が引けてしまいます。
…で、ググりまくって、ようやく見つけたのが、イギリスのi-Rideというショップです。
このショップでは、NITROGEN用のケーブルストッパーが販売されていました。
KRYPTON用とは書いてないし、品番も違うのですが、写真を見る限りでは同じ形をしています。
このショップに関するレビューがヒットしないこともあって、しばし迷いましたが、人柱上等!…とポチ。
送料の方が高くなってしまったのはご愛敬。
開き直って、以降のプロセスを楽しむまでです。
1/5(土)の朝、注文。

1/8(火)の夜、i-Rideサイトの注文ステータスがCOMPLETEに変わっていることを確認。
1/9(水)の夜、UPSからトラッキング番号のメールを受信。
届くか届かないかというレベルのハラハラドキドキを想像していたので、ちょっと拍子抜け。(良い意味で)
あとは、ケーブルストッパーがKRYPTONに適合してくれることを祈るのみとなりました。
UPSのトラッキング情報はこんな感じ。
2019/01/11 11:22  Tokyo, Japan  空港上屋スキャン(輸入)
2019/01/11 9:00  Narita, Japan  出発時刻
2019/01/11 8:34  Narita, Japan  到着時刻
2019/01/11 4:03  Shenzhen, China  出発時刻
2019/01/11 0:12  Shenzhen, China  到着時刻
2019/01/10 5:17  Koeln, Germany  出発時刻
2019/01/10 9:52  –  お客様の荷物は、通関業者による手続きが行われています。
2019/01/10 0:58  Koeln, Germany  到着時刻
2019/01/09 22:47  Stansted, United Kingdom  出発時刻
2019/01/09 21:49  Stansted, United Kingdom  空港上屋スキャン(輸出)
2019/01/09 21:25  Stansted, United Kingdom  到着時刻
2019/01/09 19:20  Newhaven, United Kingdom  出発時刻
2019/01/09 17:42  Newhaven, United Kingdom  発地国センタースキャン
2019/01/09 13:51  Newhaven, United Kingdom  集荷スキャン
2019/01/09 12:59  United Kingdom  処理完了: UPSへの引渡し準備ができました
成田に着いてから動きが鈍いな…と思っていたら、
1/12(土)の朝、ヤマト運輸が配達。根耳に水。
しっかし、ちょうど1週間とは早かったですね…。
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初めて使ったショップでしたが、日本語表記はないものの、難しい点は一切ありませんでした。
送料は高かったけど、早く届く対価だと思えば納得できるかな。
ちなみに、成田以降のUPSのトラッキング情報は、配達の数日後に更新されました。
2019/01/12 9:33 TOKYO, JP 配達済み
2019/01/11 20:30 Tokyo, Japan 荷物は地元エージェントに引き渡され、配達が手配されました
連携先の業者やその伝票番号はUPSのトラッキング情報からは分からないんですね。
『地元エージェント』に引き渡されたことが分かったら、UPSに電話すれば教えてもらえるのかな。
でも、ヤマト運輸の伝票番号が分かったとしても、そのトラッキング情報は、こんな感じであっさり。
(届いた荷物に貼られていた伝票からトラッキングしてみました。)
発送  01/11  00:00 UPSお客様サービスセンター(新木場)
配達完了 01/12 09:33 群馬xxセンター
UPSって、こういうものなんでしょうかね…。

ケーブルストッパーの加工

さて、品番は違うものの、ARGON 18のケーブルストッパーを入手できました。
果たして、KRYPTONに使えるのでしょうか。。。
ぱっと見では、全体的な大きさや形はほぼ同じ。
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ケーブル出口の高さと、爪のバネ部分が違う程度かな…。
フレームにはめてみます。
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むむむ、これ以上入ってくれません。
良く見ると、裏側部分の造形に違いがあったのでした。ショック!
こちら↓がKRYPTON付属のもの。
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そして、こちら↓が今回買ったものです。
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KRYPTON付属のものは、今回入手買ったものよりも無駄な部分がそぎ落とされた感じ。
KRYPTONのフレーム側の穴も、それに合った形になっているのでした。
一瞬は諦めかけたのですが、削ってやればいいんじゃね!?…と。
ホビールーターの出番です。
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こんな形に削ってみました。
左側が削った後のもの、右側が買ったままのものです。
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こっちの方が分かりやすいかな。
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そして…、
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ようやく、KRYPTONのフレームに収まってくれるようになりました。(^^)
ふ~。

相性の良いアウターキャップを求めて…

さあ、入手したケーブルストッパーがようやく使える状態になりました。
しかし、まだ課題は残っています。
シマノのアウターキャップとの相性の悪さは相変わらずです。
IMG_8580_R.JPG
相性の良いアウターキャップを見つけなければなりません。
シマノのアウターキャップの外径は6mm。
一方、ケーブルストッパーの内径は5.5mm。
小物のストックをゴソゴソ探したら、Alligatorの段付きの物がありました。
IMG_8574_R.JPG
外径は、太い部分が6mm、細い部分が5.5mm です。
この細い部分であれば、ケーブルストッパーにすんなり入ります。
しかし、ケーブルストッパーの奥行を考えると、太い部分まで入ってしまって抜けなくなります。
この段さえなければ使えるんですけどね…。
…というわけで、外径5.5mmで段のないもの、段があっても、外径5.5mmの部分の長さが15mm以上あるものを探します。
しかし、外径が明記されているものが殆どなくて、予想以上に捗りません。
ネットで無駄な鉄砲を撃ちまくるのは危険。
現物を見て、安いのを一つだけ買ってみようと、近所のスポーツデポへ。
ブレーキアウターキャップは、件のAlligatorの段付きしかなかったのですが、代わりに目に留まったのはこれ。
IMG_8573_R.JPG
IGNIOのアウターワイヤー ブレーキ用、540円也。
これに、アウターキャップが6個付いています。
しかも、細身です。 ←もう、目視で分かります。(^^;
喜び勇んで買って帰ります。
早速、相性チェック!
アウターケーブルは、もちろんOK。
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そして、ケーブルストッパーは…
IMG_8587_R.JPG
はい、楽勝!
意外とすんなり…でしたね。
しかし、できれば、ノーズ付きにしたいところ。
シマノのマニュアルでも、ノーズ付きのキャップを使うように書かれています。
…で、フュージョン!
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シマノのノーズを、IGNIOのキャップにセットしました。
キャップの穴が小さかったので、少しだけ広げています。

ケーブルストッパーの交換

ついに、ついに、組み直しの段となりました。
IMG_8616_R.JPG
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無事に組み直しが完了!
これでようやく、すっきりしました。
ここまで長かったなぁ。。。
ちなみに、インナーケーブルのエンドキャップは、スクリュー式の物を使っていますが、こんなときに便利ですね。
IMG_8591_R.JPG

まとめ

というわけで、適当に組むと後で泣きを見ますよ~、という話をお送りしました。
勉強代が少々高くついてしまいましたが、スモールパーツの重要性を認識できたのは収穫。
ケーブルストッパーが壊れたら、ブレーキが効かなくなってしまいますからね…。
ちっぽけなパーツ一つでも、もっと意識を高めて扱わねば…と思った次第です。

長文にお付き合いいただいて、ありがとうございました。
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