コロナ禍のトレーニング事情(私の場合)
コロナ禍になってからは、当初こそ妙なテンションでZwiftをやりまくっていたのですが、それが長続きするはずもありませんでした。ワークアウトは滅多に行うことがなくなり、専ら、テレビを見ながらのサイクリングとか、せいぜい2倍程度のグループライドとか、そんなのばかり。。。
入れ違いに増えたのは「朝ラン」です。短時間でTSSを稼げるので、こりゃいいぞ!と。
伸びしろも大きかったですしね。←すでに過去形です。
そんな、朝ラン頼みのトレーニング生活が1年半ほど続きました。ちゃんとランを出来ているときは、自転車の方も、上述のような体たらくでも、そこそこの状態を維持できていたと思います。
しかし、この冬は寒かったですよね。ずるずると朝ランを休みがちに。すると、タガが外れたように、自転車の方もDNSが増えてしまいました。そんな中、たまには気晴らしにロード練してくるか…と出かけてみると、脚力の劣化を思い知らされて撃沈…。
まさに、負のスパイラル状態です。
「もしかして、このまま自転車やめちゃうのかも…」
そんなことが、しばしば脳裏をよぎるようにも。
ハルヒル開催決定
そんなところに着弾した、今年のハルヒル開催のニュース!悩むことなく即、エントリーしました。
昨年もエントリーしていたものの、開催地でもある私の地元、高崎市も「まん防」対象地域になってしまいDNS。試走も辛うじて2回できただけでした。
今年も、この先どうなるか分かりません。でも、エントリーすればトレーニングの目標ができ、モチベーションも必然的にアップします。本番まで2か月ちょっとしかありませんが、その間のモチベーションをお金で買ったと思えば、自分にとっては安いものだと考えています。
再始動!
ハルヒル開催のニュースは、私にとっては、モチベーション再生のカンフル剤になってくれました。
Zwiftではワークアウトを再開しました。(FTPを測定する気力はないので、辛さを指標にして15Wほど下げました。)
エントリーした翌日は早速、上りの練習で伊香保へ。
さらに、03/25(金)は年休を消化して、約1年ぶりにハルヒル・コースへ行ってきました。
シーズン初のハルヒル試走
というわけで、前段が長くなりましたが、試走の記録をアップしておきます。主に自分用です。
ウェアの選択
実走の機会が少ない上に久しぶりのヒルクライムとなると、ウェアの選択には悩むところですが、私の場合は気温とウェアを記録してあるので、TrainingPeaksとかで検索すればだいたいOK。
この日は走り出しで12℃。過去事例に倣ってCRAFTインナー+Raphaの防風ブルベジャージ、コアビブ+ウォーマー、フルフィンガーグローブ。ちょっとアレンジして、この冬から「ミレー網」を投入したので、CRAFTインナーの下に着てみました。
下山装備は、ウインドブレーカー、ネックウォーマー、あと保険でインナーグローブ。これらをオルトリーブのサドルバッグマイクロに入れました。
結果を先に書いておくと、「ミレー網」は仕込んで正解。下山時の汗冷えを感じませんでした。これは実に快適。保険のインナーグローブは出番なし。想定通りでした。
走行メモ
まずはアップがてら、ゆっくり自走で榛名支所へ。
もう11時近くということもあり、自転車乗りは私だけ。トイレを借り、羊かんを1本食べてからスタートしました。
約1年ぶりのハルヒル試走だし、脚も劣化に加え、ここ数日間の付け焼刃的な高負荷トレーニングで疲労が蓄積しているはず。さらには、現状のFTPすら分からない状況です。とりあえずはラップ平均パワー200Wキープを目標にしました。
あとは、3秒平均パワーとラップ平均パワーを見較べながら、少ないマッチをなるべく燃やさないよう、淡々と進んでいきます。斜度が上がる区間では、「きつさ」よりも、それなりのパワーが出ていることの「安堵」の方が、気持ちとしては大きかったかもしれません。
初心者ゴールでPRから3分遅れ、神社ゴールで4分半程度の遅れだったかな。その先も、大きくタレることもなく淡々と上りきれました。Stravaセグメントでは1:04:32でした。今回は目標が低めということもあり、無理せず冷静に走れたかな…と思います。
湖畔に下って、ウインドブレーカーとネックウォーマーを着けました。この場所はポカポカしていて、着込まなくても大丈夫かも…と思ってしまいましたが、着込んで正解。
湖畔の周回路に出てすぐ、強風+雪解け水のダブルパンチをくらいました。尻からの冷水はジワジワと確実に効いてきます。ヤセオネ~伊香保ルートで下山しようと思っていたのですが、上り返す気力がなくなり、最短の松之沢コースに変更しました。
松之沢も、雪解け水と滑り止めの砂で路面は良くありません。帰宅すると、HUEZ号はこんなことに。
たまらず水洗いしました。ダイソーの「加圧式霧吹き(ペットボトル用)」は、ピンポイントを洗い流せるので本当に便利です。
車載動画
ヒルクライムの試走ではたいてい車載動画を撮影しています。データと共に見える化すると、貧脚なりに後から気付くことが結構あるのです。
今回も、GoProを車体にセットして画角を調整しようとしたら、これ。
今回は残念ながら「無し」です。昨晩、満充電しておいたはずなのですが、バッテリーが死んでしまったかな。
互換バッテリーを注文しておきました。
振り返り
まずは、平均パワーの比較です。
■2018年
05/20 0h58m37s / 217W (NP:222W) (本番:PR)
■2019年
02/26 1h03m33s / 201W (NP:205W)
03/05 1h04m26s / 201W (NP:205W)
03/27 1h03m48s / 203W (NP:210W) (工事信号1m30s)
04/13 1h01m28s / 205W (NP:212W)
04/20 1h02m14s / 203W (NP:213W) (工事信号2m10s)
04/28 1h03m01s / 208W (NP:214W)
05/02 1h02m11s / 211W (NP:217W)
05/05 0h59m16s / 216W (NP:221W)
05/19 0h58m42s / 212W (NP:217W) (本番)
■2020年
02/24 1h02m57s / 208W (NP:213W)
03/21 1h04m43s / 199W (NP:204W)
■2021年
03/29 1h04m48s / 206W (NP:213W) (工事信号55s)
04/10 1h03m41s / 210W (NP:217W) (工事信号32s)
■2022年
03/25 1h04m32s / 208W (NP:211W) ←今回
今回の目標、「200Wキープ」は余裕を持って達成できました!パワーを比較しても、極端な劣化はなさそうかな。ちょっと嬉しくなりました。
パワーの割にタイムの落ちが大きいのは、ひとえに「体重」の問題でしょう。例年のこの時期の体重と比較すると2 kgほどの増量。大したことないようにも思えますが、2リットルのPETボトルを担いで山を上るのは想像するだけでイヤになってしまいます。早いところ、重りを捨て去りたいところです。
FTP設定を15W下げて200Wにしていたのですが、今回、1時間208Wの実績を得たので、それをFTPに設定し直しました。あと何回かの試走で少しでも上げていけるよう、無理せずに頑張りたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。