第12回榛名山ヒルクライム in 高崎、お疲れ様でした!

第12回榛名山ヒルクライムin高崎(ハルヒル)に参加してきました。Avg.222Wで58:08。諦めていたPRを、僅か21秒ですが更新することができました!車載動画あり。

第12回榛名山ヒルクライム in 高崎(ハルヒル)に参加してきました。思い出しながらレポートしたいと思います。

前日まで

下山荷物預けは前日なので、金曜日の夜までに準備を済ませておきました。今年は雨の心配は無さそうでしたが、運営側からは「レインウェアを必ずご用意ください」と繰り返しアナウンスが出ていました。きっと使わないだろうな…と思いながらも、リュック(Deuter Race X)にイン。レインウェアは使わなくても、防寒具は必要になるので、レッグウォーマー、アームウォーマー、ネックウォーマー、フルフィンガーグローブ、ウィンドブレーカーも入れます。ワイヤーロック、ツールボトル、クリートカバー、補給食など入れると、あとは、ゴール後にもらうペットボトル飲料分のスペースがかろうじて確保できる程度。

リュックを下山荷物袋に入れますが、下山荷物袋は事前に背負って、肩紐を縛って長さを調整しておきます。こうしておくと、受け取った後にサッと背負って走り出せるのでスムーズ。

前日

受付

例年通り、10時の受付開始に合わせて現地入り。この時間帯でも駐車場は結構、埋まっていました。

でも、受付会場はガラガラです。駐車場では、サイクルジャージ姿の人が車から出てくるのを多数、見かけましたので、そこに停めて試走に行く人も多かったのでしょうか。

受付を済ませて、下山荷物も預けました。

今年の配布物です。

参加証はスマホ用の防水ケース。昔、自転車雑誌の付録で、こんな感じの物が良くありましたね。うーん、あまり使わないかなぁ…。

ナンバーカードから金券を切り離したら、ブース巡りです。

ブース巡り

ブースは、RxL、グリコ、KABUTO、AZ、カペルミュールなどなど。ちょっと珍しいところでは、TNIのトライスポーツとか。

一応、ぐるっと巡ってみましたが、やっぱり本命はRxLソックスでした。TBK-300Rが2足で1,000円だったので金券で購入。

カラーの選択肢はありませんでした。自分では選ぶことのない明るいブルーですが、たまには気分転換になって良いですね!

その他、RxLでは前から興味のあったサイクルグローブを試着してみましたが、そちらは購入には至らず。

機材準備

Edge 840の設定確認

榛名体育館への往復(車)で、Edge 840のStravaライブセグメントの挙動を確認していました。ここ数年、ライブセグメントでPRとのタイム差を見ながらペースコントロールしているのですが、セグメントの開始時にEdgeのページが切り替わってしまうのが鬱陶しくて…。

私の場合、1ページ目に目標(PR)とのタイム差、セグメント終了までの距離を表示させているので、ライブセグメントのページに切り替わってしまうと困るのです。昨年は、そのせいでスタート直後にもたついてしまったので、今年はセグメント開始時に画面が切り替わらないように設定変更してみることにしました。

まず、「トレーニングページ表示」をOFFにしてみましたが、どのあたりの挙動が変わったのか、パッと見では分かりませんでした。セグメントが近づくと、セグメントのページに切り替わってしまいました。

次に、「セグメント接近通知」もOFFにしてみました。これで、ようやくページが切り替わらなくなってくれました。セグメントが近づくと、ページは切り替わらないまでも、画面下部に開始地点までの距離がカウントダウン表示されます。

近場のセグメントを車で行ったり来たりして、挙動が確認できました。これで、スタート直後にページを戻す操作が必要なくなり、余計な心配もなくなりました。

軽量化

やること(レースに不要な装備の取り外し、ガーミンマウントの交換)は例年通りですが…、

今年、ついに7 kgを切ることができました!
やっぱり、TPUチューブの導入は軽量化への寄与が大きいですね!

21時に寝ようと思っていたのですが、何だかんだで22時頃になってしまいました。

当日

支度

ぐっすり眠れて、予定通り3時に一発起床。準備も順調に進みました。いつもの群馬テレビ『ミッドナイトウェザー』は、前日までの予報から特に変化なし。

駐車場へ

予定通り、4:30に家を出て、指定駐車場の久留馬小学校には4:45頃に到着。自宅から一番近い駐車場(=会場までは遠い)なので、早かったです。駐車場は5時開場予定でしたが、もう開けてくれていて、続々と車が入っていくところでした。

小学校の校庭が駐車場。雨天だったら、ぬかるんで大変だったかもしれませんが、この日は全く問題なし。

機材準備の過程で、後輪を装着する際に、チェーンをトップ側に落としてしまうという、普段やらないミスを犯してしまいました。装着し直してもトップ3枚に変速しなくなり、「これはエンドを曲げてしまったか?メカトラDNSか!?」と血の気が引いてしまったのですが、もう一度、装着し直したら復活。なんか、ぼーっとしていたのかな。

会場入り

5:40頃、駐車場から会場に向けて出発しました。K29室田線で向かいます。アップがてら、クルクル回したりしますが、どうも脚が重いような…。

会場には10分ほどで到着して、第5ウェーブの前から4列目に整列しました。

どんどん、自転車の列は伸びていきますが、会場の混雑は一時期と較べると全然、少ないですね。

移動が始まる前に、補給(羊かん、アミノバイタルゴールド、エキストラオキシアップ)を済ませておきました。

そうこうしていると、すぐに6時半になり移動開始。

開会式中、室田線上で待機する形になるので、最後の補給(アミノバイタル・パーフェクトエネルギー)。

やがて、第5ウェーブのスタート順となりました。

また、この位置。

スタートゲート前で列が広がるときに、右の方に進んでいったら、また一番前になってしまいました。昨年と完全に同じスタート位置。

そして、昨年と同様、日向涼子さんがセンターに入って、カウントダウン開始…。

今回の目標

スタート前に、今回の目標を振り返っておきます。昨年の大会で出した自己ベスト58:29を更新できれば最高なのですが、試走では頑張っても60分切りすらできませんでした。なので、目標は60分切り。自己ベストは更新できないだろうから、そうしたらハルヒル参加は55歳の今年で終わりかもな…なんて考えたり。

レース

さあ、号砲が鳴りスタートです!スタート直後は格好つけて3番手に着いた体で走っていましたが、それも僅か100mほどで終わり。バンバン抜かれていきます。昨年の第5ウェーブよりも、スタート直後のペースが速かったように思います。

自分も、目標達成のためにスタート直後から頑張ってみようと思っていたのですが、心拍数が一気に上がってしまって危険信号。朝の会場入りの時に感じた脚の重さも、やっぱりあって、体感ほどパワーが出ていない感じ。周りのペースに着いていくことができませんでした。日向涼子さんのグループにもダイハツの手前でスーッと抜かれて、さほどスピード差は無かったのに、全く着いていけませんでした。

序盤から心が折れかかりましたが、あまりの抜かされっぷりに開き直って、自分の走りに集中できたような気もします。

長い平坦では、体格の大きい人がガシガシ踏んでいたので、後ろに着かせていただきました。おかげ様で、相当、楽をさせてもらった気がします。残念ながら、一の鳥居の手前で落ちて行かれました。

初心者Gでライブセグメントのタイム差は30秒遅れくらいだったでしょうか。やっぱり、PR更新は無理そう、と確信しました。その先、ライブセグメントのタイム差をチェックした記憶がありません。諦めたせいか、少しでもタイムを縮めることに集中できたのか…。

今シーズンの試走では、中盤が苦手で、ついつい休んでしまうポイントがあることを気づけていました。そういうところでタレないことを意識。斜度が上がるところで、必要以上に頑張りすぎないことも意識。結果としてケイデンスが落ちても冬場にやったSFRを思い出せば焦ることもありませんでした。

そんな感じで、なるべくパワー一定で淡々と上れたのは激坂まで。激坂を越えて斜度が緩くなったところでは、一定に踏めればタイムを縮めるのに有効だと思うのですが、その辺りから結構キツくなりました。となれば、クルクル脚を回して回復を図るのみ。

残り1.5kmで、46:40位だったかな。ここからゴールまでのだいたいの目安を12分と考えると、60分は切れそうな感じ!気持ちのスイッチを入れ直せたような気がしました。

そして、いよいよ終盤の九十九折。4回の試走で斜度の変化がだいぶ頭に入った感じで、淡々と進めました。この区間になると応援ギャラリーが再び増えてくるのも、ありがたいです。

男根岩の先のきつい左カーブをクリアした先で、無常にもライブセグメントの敗北メロディーが流れました。やっぱりPR更新は無理だったのね、と納得。しかし、画面を見ると57:30、って…、PRじゃないじゃん!?

どうやら、ライブセグメントでは、PRではなく、フォロワーの中からライバルとして設定されたタイムがゴールになっていた模様。PRまでは1分近くあります。

こんなことを冷静に考えるほど頭が回る状況ではなかったはずなのに、一瞬にしてスイッチが入りました。残り300mほどだったでしょうか。踏みまくってゴール!たぶん、PRを更新できたはず!!

下山荷物を受け取って即、下山待機列へ。今回は第2ウェーブとなりました。

脚・腕・首にウォーマーを着け、ウインドブレーカーを着用して、待機です。

厚い雲に太陽が隠れる時間帯は少し冷えましたが、震えるほどではありませんでした。下山装備を一切、持っていないような猛者がいたのにはビックリしました。初参加だったのかな?

さて、ひと心地ついたので、タイムを確認してみます。Edgeのラップは58:08、NP:225W、平均パワー:222W。Stravaセグメントで58:03。

そして、公式記録は…、


0:58:08でした!やりました!!21秒ですが、PR更新です!!!
これで、今年を最後にハルヒルは引退…というのは無しになりました。

ふと、ボトルを見て驚愕。

この残りっぷり、スタート前にちょっと飲んだだけで、レース中は全く飲んでいなかったように思えます。今回は、たまたま脱水の兆候が出なかったから良かったものの、意識して給水するべきだったかな…と思います。

車載動画

レース本番をGoPro HERO5 Blackで撮影した車載動画です。

下山

湖畔での待機時間が長いのは、いつものこと。寒くなかったので苦にもなりませんでした。

下山は、周囲のマナーも良く、至ってスムーズでした。ただ、榛名中学校に到着する寸前、少し後ろの方で落車があったようでした。

完走証のタイムは、速報通り!

特別賞には、もう何年も縁がないので期待していなかったのですが、「プリングルス」と。1缶かな…と思ったら、小さい缶が12本入った段ボールなのでした。

私の表情から察していただいたようで、スタッフさんが下山荷物用の袋をくださいました。しっかし、よりによって駐車場が遠い時に当たるとは!どうやって持ち帰ろう…。当選の嬉しさより正直、困惑の方が大きかったです。

ひとまず、なめこ汁をいただきながら思案して、リュックの上に、さらにプリングルスを入れた下山荷物袋を背負うスタイルで行けるんじゃね!?と。

他人の目にどのように映ったかは分かりませんが、結果として、その方法で上手くいきました。駐車場の久留馬小学校へは往路と同じくK29室田線で。2段背負い方式は、とても安定していて良かったです。

プリングルスの段ボールを開梱したところ。

集合体恐怖症の人は、ちょっとドキっとしてしまうかもしれませんね(笑)。

撤収

ハルヒルは、イベント終わりまで駐車場にスタッフさんが付いていてくれるので、とても安心。赤城山HCも見習ってほしいところです。

X-TRAILでのイベント参加は、あと何回あるかな…。

振り返り

さて、レースの内容について振り返ってみたいと思います。
まずは、タイムや平均パワーの比較です。
タイムは、公式記録(本番)、Stravaセグメント(試走)の値、平均パワーはEdgeの値で記載しています。

■2023年
04/05 1h01m03s / 212W (NP:215W)
04/21 1h02m03s / 209W (NP:???W) (平均パワーもStravaより)
05/01 1h00m15s / 214W (NP:216W)
05/05 1h01m35s / 209W (NP:211W)
05/14 0h58m29s / 225W (NP:229W) (本番:旧PR)

■2024年
03/31 1h05m39s / 210W (NP:212W)
03/31 1h05m39s / 210W (NP:212W)
04/07 1h02m51s / 215W (NP:218W)
05/02 1h00m47s / 220W (NP:222W)
05/04 1h01m44s / 215W (NP:219W)
05/12 0h58m08s / 222W (NP:225W) (本番:PR) ←今回

こう見ると、パワーは(僅差ですが)昨年の方が出ていたんですね…。レース中に体感していた通りの結果でした。体重も昨年の方が0.55 kgほど軽かったようです。そんな中でもPRを更新できたのは、機材の軽量化と、平坦のドラフティング効果のおかげでしょうか。

試走の感じでは、昨年よりも今年の方がパワーが出てくれそうな気配がしていたのですが、本番では、それを引き出すことができませんでした。いくらPRを更新できても、パワーが低いというのは不本意な結果でした。

当日のATL/CTL/TSBの値は、60/74/6と、FORMの数字だけ見れば悪くない状況に思えました。

一方、Garmin Connectのトレーニングステータスは「キープ」。

昨年は、これが「ピーキング」になっていたんですね。こんな風に書いていました。

もう少しトレーニングをするつもりでいたのですが、良いタイミングで息子が帰省してきてくれて、強制フルレストが発動。それも功を奏したのかな…と思います。

https://blog.ktktmt.com/20230514-haruhill

今年は逆に、土壇場で頑張り過ぎてしまったかな…と思います。

3月下旬頃から5月上旬まで、体調が思わしくなかったのです。花粉症で咳や喉の痒みが酷くなってしまったのに加え、ランで左のハムストリングスや右の脹脛を痛めたり…。それまで、順調に積み上げて来ていたのですが、思うようにトレーニングが出来なくてCTLも低下。焦ってしまった挙句、レース間近になって付け焼刃的に追い込んでしまったのです。

とはいえ、実際には、直前の朝ランを1~2回、やめておけば良かった程度のことだったのだろうなと思います。やっぱり、ランは脚へのダメージが大きいです。

ランを始めて数年が経ち、色々な部位でオーバーユースに起因すると思しき痛みが出るようになってきました。それと共に、コンディショニングの大切さを痛感するようにもなりました。ランはバイクよりも、調子の良し悪しがパフォーマンスに顕著に表れるので分かりやすいです。日々のトレーニングで、調子の良い日の翌日はバッドディ、ということが増えてきて、その要因を考えてみると、調子が良いとケアを疎かにしてしまいがちだったな…と。で、そのツケが翌日に出るというわけです。加齢が進むにつれて、ツケが利かなくなってきた感じもあります。

さらなる加齢に抗うためには、調子が良いときこそ、ケアをしっかりやらないとダメ。身体がキツくなくても、意識してケアしないとダメ。つい最近になって、ようやく、そんなことに気づいて実践し始めました。来年に向けては、まずは良い状態を維持できるよう、ケアに重きをおいていこうと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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投稿者: katsu

職業: 金融系SE 好きな音楽: YMOとその周辺/サカナクション/アンビエント ウェブサイトURL: https://www.ktktmt.com 一言: シンセ(JUNO-106, CS-5, V50) / MTB(MuddyFox 1991) / バス釣り / 写真(K100D)…、 最近はロードバイク(ARGON18 KRYPTON 2015 & Corratec FORCIA CA+ 2012)にハマってます。モノが好きなのでいつも物欲沼に埋もれてます。

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