気づけば、赤城山ヒルクライム大会や、ぐんまマラソンの参戦記も書けていないという体たらく。本当にダメですねぇ。そういえば、昨年のぐんまマラソンも結局は書かずじまいでした。
まずは、今年の赤城山ヒルクライム大会(以下、AKGHCと記載)の参戦記を、メモを頼りに書いてみます。
前日
AKGHCはコロナ禍以降、前日受付がなくなって楽になりましたね。おかげで、ゆっくり機材の準備など。
機材準備
レース本番に向けての準備は、ハルヒルと同じく以下の通り。
- ベル(KNOG Oi)の取り外し
- オルトリーブのサドルバッグ用アタッチメントの取り外し
- シートポスト側ボトルケージの取り外し
- レックマウントからガーミン純正のアウトフロントマウント(010-11251-15)へ交換
- ミラーを外すついでに、SUPAKAZのアルミ製バーエンドプラグから、プラスチック製へ交換
- AirTagやAlterLockの取り外し
実測重量は、7.140 kg-(治具17 g)=7.123 kg。
残念ながら、昨年のAKGHC時(7.04 kg)、今年のハルヒル時(7.02~7.03 kg)からは120 gほどの増量という結果になってしまいました。この重量増の要因は、タイヤ・チューブでしょう。
タイヤは前後とも以下の通り換装して約90 gの増量、Panaracer AGILEST (23c) → CONTINENTAL GP5000 (25c)
さらに、その際にチューブも1本、以下の通り換装して約30 gの増量、MICHELIN AIRCOMP A1 → CONTINENTAL RACE28
…という感じです。
AGILESTは安いし、走りの印象も良かったのですが、あんな感じにカットしてしまうのを目の当たりにすると、ちょっと怖くて…。
当日
会場入りまで
前の晩は、暑くないのに体が火照る感じで熟睡できず、さらには、起床予定の3時の1時間前に尿意で目が覚めてしまいました。あと1時間、布団に戻っても上手くいかなそうなので、そのまま起床することにしました。
眠りの質は最悪でしたが、おかげで時間がたっぷりあるので、ゆっくり支度して、朝食を摂って軽量化。レース本番前の朝食には少々、早すぎかもしれませんが、会場でのトイレは混雑で難しいですからね。
ちなみに、体重64.7 kgというのは、昨年のAKGHC本番当日と、たまたま同じ値になりましたが、普段の朝の体重よりも1 kgほど多い状態。活動パターンが普段と違うので、ある程度は仕方ないことですが、体感的にも重い感じがして心配になってしまいます。
4時半頃、X-TRAILで家を出ました。これまで、AKGHCは自走で向かうことが殆どでしたが、今回はスタート会場が変わったこともあってクルマです。外気温は17℃でしたが、シートヒーターをつけると、薄着でも本当に快適。
指定駐車場の「ばら園第3駐車場」には15分ほどで到着。私は土地勘があるので問題ありませんでしたが、各駐車場への案内看板は、数が少ない上に見にくかったように思えました。
駐車場自体は、スペースが広く取れて良かったです。準備も捗りますが、5時半頃までは暗いので、(頭に装着する)ヘッドライトを持ってきて大正解でした。なお、下の写真の撮影時刻は5:14です。
駐車場からは15分弱のライドで、会場の「道の駅まえばし赤城」に到着。HUEZ号からライトを外して、寒いけどウインドブレーカーも脱いで、下山荷物に預けました。
会場は広々しているので良いのですが、導線が整備されていなくて、分かりにくかったと思います。
待機場所に着いても、どちらが待機列の先頭なのかが分からなくて、スタッフに尋ねたり。
待機列の前から3列目辺りにHUEZ号を置いて、まだ空いている仮設トイレで小用を済ませてから建物内へ。
思いのほか寒かったですが、暖かい建物内で待っていられたのは良かったですね。一緒にエントリーした先輩の姿が見えないな…と思ったら、LINEでDNFを知るなど。
やがて開会セレモニーが始まりました。まずは、山本市長の挨拶。
いかつい感じの先導バイク集団。
群馬グリフィンの金子選手からカメラ目線(?)いただきました。カッコいい!
私も、スタート時間が迫ってきたので待機場所に戻りました。できれば、もう一度トイレに行きたかったのですが、到着時にガラガラだった仮設トイレは大渋滞。もちろん、建物の中も大渋滞なのは確認済。軽い尿意は気になるけど我慢できる範囲なので諦めました。トイレは、もっと増やして欲しかったですね。一般の利用客らしき人も、建物に入って驚いた表情をしていました。
スタート30分前になり、羊かん、アミノバイタルプロ、エキストラオキシアップ、Wiggleのジェルを補給。この時間帯は北風も強まってきて、本当に寒かったです。体がブルブル震えてしまうほど。
レース
私のウェーブのスタート時間となりました。スタートゲートより前でカウントダウンを待つのは、ちょっと微妙な感じですね。
パレードラン
号砲が鳴って、スタートです。計測開始地点まではパレードランなのですが、県道101号線に出た途端、先導バイクの速いこと!あっという間に集団がばらけ、私は先頭から50 mほど空けての2番手になってしまいました。沿道からの応援と、後方からのプレッシャーで、思わず踏んでしまいました。
途中で振り返ってみたら後には誰もいなかったし…。
時沢の信号を左折して、いよいよ上りに入ります。ここでラップ平均パワーを見たら240 W位。それを見てようやく「ヤバっ!」となりました。脚が燃えカスになっていなければ良いのですが…。
計測開始
計測開始地点を通過しました。ここで、今回の目標をば。今回はズバリ、「ベースラインの収集」です。
私がヒルクライム大会に出る上では、ハルヒルでもAKGHCでも「PR更新」が最たる目標です。しかし、AKGHCは昨年までとコースが変わったので、単純比較ができなくなってしまいました。(Stravaセグメントなどで非公式の比較はできますけどね…。)なので、今回の大会で、来年以降(AKGHCに出場するかは分かりませんけど)、PR更新のモチベーションになりうるデータが採れれば良いなぁ…と。
今回、Avg. 210 Wを目安にしてみました。「みました」…というのは、試走でペースを見極められなかったためです。2回しか試走ができなかったし、本番直前で計測開始地点の変更があったりして、ほぼ、ぶっつけ本番な感じになってしまいました。(序盤の平坦がレースに含まれるか否かは、ペース配分に相当、影響を与えますよね…。)
レース序盤、とりあえず…的に設定した目標のAvg. 210 Wは、無理なくキープできるし、もう少し上げられるような感じもしました。しかし、まだ先は長いし、パレードランでの踏み過ぎが後で響いてくるのが怖くて、リミッターをかけざるを得ませんでした。
レース中盤、姫百合の手前辺りで脚がきつくなりました。いよいよ脚に来たか…とも思ってしまいましたが、冷静に考えれば、いつも、そう感じるんですよね。あの辺り、意外と斜度があります。
レース終盤、姫百合を過ぎて九十九折に入ると斜度の変化がダイナミックになります。ペースのコントロールが難しくなりますが、集中を切らさずに頑張れたかな…と思います。太鼓の応援で力をもらえて、トナカイカーブではペースを上げられました。そして、最後の直線は下ハンで踏んで、踏んでゴール!
Garminの手動ラップでは1:24:18、平均パワー:211 W(NP:213 W)。LAP CLIPの速報でも1:24:18(後で公開された公式記録では1:24:19)。まあ、こんなもんでしょうか…。
下山
下山荷物の受け渡しは、前橋育英高校のサッカー部員が、さすが体育会系、ハキハキと気持ち良く対応してくれました。
ゴール地点は14℃。汗が冷えると寒くなるので、脚・腕・首のウォーマーを着け、ウインドブレーカーも着て、さっさと新坂平の下山待機場所へ。
ゴール地点周辺はソフトバンクの電波が圏外なのですが、povo 2.0のトッピングを買い忘れてしまって…。しかし、ソフトバンクの移動基地局車が来てくれていたおかげで、快適にネットが使えました。
30分ほどの待機時間で下山となりました。待ち時間が少ないのは、とても嬉しいのですが、下山自体は酷いものでした。
ウェーブ毎に下山するのは、例年通り。途中休憩の時間設定が短すぎたのか、休憩ポイントに入って足を着いたと思ったら、休む間もなくリスタートさせられたり。
その程度であれば、まだ全然良いです。
交通規制が解除された道路に入ってからは信号等で、どうしてもウェーブが小集団に分裂します。まあ、案内通りに下れば良いだけ…と、何も心配していなかったのですが、今回は、それでは甘かったようです。
土地勘があるが故に、「やけに西に進まされるな…。」、「え?まだ西へ行くのか??」と疑心暗鬼になってきた頃、なぜか対向車線の前方から我々の下山ウェーブがやってきて、ようやく本当におかしいことが分かりました。ウェーブの先導バイク自体が下山ルートを間違えて本来、2 kmほど手前の「道の駅ふじみ」の前を左折すべきところを、オーバーランしてしまったのです。(我々の集団は2 kmで済みましたが、ウェーブ先頭は、どのくらいオーバーしたのだろう…。)
そのバイクの運転手の指示で、我々もUターンして合流することになったのですが、既に我々の後ろにも大集団が出来ていて、その大集団がUターンするのは迷惑だし、それ以前に危険な行為でした。
いま来た道を2 km、「道の駅ふじみ」まで戻ってみると、件の交差点には大会スタッフではなく警備員ぽい人しかいなかったように見えました。何故か、その先の何もないところでスタッフがぽつんぽつんと立っていて、「そこじゃないだろー」と突っ込みを入れたくなりました。
その先、会場の最寄りの交差点になっても案内がなくて、また分裂した小集団の先頭の人が、その辺に立っている警備員に聞いてくれて事なきを得たり。(案内されたルートは、参加案内の「下山~会場戻りルート」とは違うものでしたが…。)
とにかく、選手が迷いながら、道を尋ねながら下山とか、ありえないですよね。
会場戻り~撤収
なんとか会場に戻ってラックに駐輪すると、ドリンク配布中のアナウンスがあったので貰いに行きました。その近くにブースが出ていたので、残っていた金券を使うことに。
スポーツキッドでネックチューブを金券1,000円で購入しました。こういうのは何枚あっても良いので。
さて、用事が済んだので撤収です。
駐車場までの帰り道も案内看板がなくて不親切でしたね。市民プールに停めたという年配の方は、帰り道が分からなくて困っていました。
駐車場に戻るとスタッフはおらず、すでに一般の行楽客が利用している状況でした。この駐車場、AKGHC用に占有しているわけではなかったのですね…。そういえば朝、到着した時点で、車中泊中と思しき派手なバニング集団もいたし…。占有じゃないということは、状況しだいでは、駐車券があっても停められない可能性もあったんじゃないかな…。
振り返り
セグメントタイムの比較
今回は公式記録での比較はできませんので、参考までにStravaセグメントで過去の自分のタイムと比較してみたいと思います。Stravaセグメントは「まえばし赤城山ヒルクライム-スタート変更後2023」が、公式記録に近そうです(誤差2秒程度)。それによると、こんな感じ。
今回:1:24:16 (Avg. 211 W, Max. 427 W)
昨年:1:22:41 (Avg. 208 W, Max.473 W) ←昨年大会時がセグメントのPR
差は0:1:35ですか…。Avg.は今回の方が大きいけど、Max. は昨年の方が大きい、ということは、(機材の重量差などは置いておいて)昨年はタイムを稼げるところで効果的に踏めていたのかな。こういうスキルは試走を積まないと習得できないですよね。今年も、あと1回、試走で追い込めていればセグメントのPRが更新できたかも…なんて、タラレバは見苦しいですね。すみません。
花粉症
レース途中から鼻水が出始めて、気になって仕方ありませんでした。垂れるのは不快だし、呼吸そのものが辛くなってしまいます。そういえば、数日前に鼻血が2日連続で出たりしてたんですよね…。これ、私の花粉症のサインなのです。春は酷いものの、秋に症状が出ることはなかったので、完全にノーマークだったのですが、今年は秋も重症化する人が多かったらしいですね。(今大会後、耳鼻科の先生に聞きました。)
GoPro
本番のみならず、試走でも毎回、車載動画を撮影していたのに今回はありません。もちろん、撮影する気マンマンでHUEZ号に装着していたのですが、気付けば、大鳥居の先でようやく、GoProをスタートさせていないことに気付きました。途中からでも…とスタートさせたのですが、なぜか、からっ風街道の交差点の先でストップ。すぐに再スタートしてみたものの、またすぐにストップ。後で見たらバッテリーが尽きていました。何度も満充電を確認したんですけどね…。
その後、microSDカードが壊れていたことが分かりました。GoProは、壊れたmicroSDカードを挿入しているとバッテリーを異常消費することがあるらしいです。
新しいmicroSDカードを買いました。
今回は4年半で寿命を迎えました。予備も早めに買っておいた方が良いかな。
運営
本大会は、残念ながら運営に対する不満の方が強く残ってしまいました。詳細は、本ブログ記事に散りばめられた愚痴の通りです。以前は、AKGHCもハルヒルと並んで満足度も人気も高い大会だったと思うのですが…。他の参加者の方々は、どんな印象だったのでしょうねぇ…。
メモを頼りに思い出しながら書いてみましたが、結構、長文になってしまいました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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